「人狼のような、だまし合いのゲームで盛り上がりたい」「頭を使って犯人や答えを突き止める推理ゲームを遊びたい」という方に向けて、嘘と推理で盛り上がるボードゲームを10作品厳選しました。
海外の大手ボードゲームサイト「BGG(BoardGameGeek)」で評価が高く、日本語版が手に入る作品だけを選んでいます。仲間の中に紛れた裏切り者を探す「正体隠匿ゲーム」から、論理パズルのような推理ゲーム、ミステリー小説のような謎解きまで、タイプ別に紹介します。
目次
推理・正体隠匿ゲームの選び方
POINT 01
会話で探り合うか、論理で解くかで選ぶ
推理系のゲームには、会話やウソで相手の正体を探り合う「正体隠匿ゲーム」と、ヒントを組み合わせて論理的に答えを導く「推理ゲーム」があります。ワイワイ盛り上がりたいなら正体隠匿、じっくり考えたいなら推理ゲームがおすすめです。
正体隠匿会話とウソで盛り上がる
or論理推理じっくり考えて解く
正体隠匿ゲームは5人以上で遊ぶと盛り上がる作品が多く、大人数の集まりにぴったりです。一方、論理的な推理ゲームは1〜4人向けの作品が多く、1人で遊べるものもあります。集まる人数に合わせて選びましょう。
5人以上正体隠匿が盛り上がる
or1〜4人推理ゲームが遊びやすい
謎解き系のゲームには、事件の答えがわかると同じ事件をもう一度遊ぶのが難しい作品もあります。何度も遊びたいなら、毎回お題や配役が変わる正体隠匿ゲームや、問題の組み合わせが豊富な推理ゲームを選びましょう。
何度も遊べる配役や問題が毎回変わる
or1回限りの体験本格的な謎解きを味わえる
タイプ別ラインナップ早見表
| 作品 | 対象人数 | プレイ時間 | 対象年齢 | 定価(税込) |
|---|
| ディセプション | 4〜12人 | 約15〜30分 | 14歳以上 | 4,400円 |
| インサイダーゲーム | 4〜8人 | 約15分 | 9歳以上 | 2,970円 |
| タイムボム | 2〜8人 | 約1~30分 | 10歳以上 | 2,200円 |
| エセ芸術家 | 5〜10人 | 約20分 | 8歳以上 | 2,970円 |
| 探偵クラブ | 4〜8人 | 約45分 | 8歳以上 | 4,950円 |
| クリプティッド | 3〜5人 | 約30〜50分 | 10歳以上 | 4,950円 |
| チューリングマシン | 1〜4人 | 約20分 | 14歳以上 | 6,270円 |
| 厄介なゲストたち | 1〜8人 | 約45〜75分 | 12歳以上 | 6,600円 |
| ミクロマクロ:クライムシティ | 1〜4人 | 約15〜45分 | 12歳以上 | 4,950円 |
| EXIT オリエント急行の死者 | 1〜4人 | 約60〜120分 | 12歳以上 | 3,080円 |
①【正体隠匿】仲間の中に裏切り者が!ウソと会話で盛り上がる正体隠匿ゲーム
ディセプション 香港殺人事件
4〜12人約15〜30分14歳以上
『ディセプション 香港殺人事件』は、捜査官に紛れた殺人犯を見つけ出す正体隠匿ゲーム。ゲームの最初に、殺人犯は犯行に使った「凶器」と、現場に残した「手がかり」のカードを、自分の手元からひそかに指定します。答えを知る「法医学者」は話すことができず、「死因」や「現場の状況」などのタイルに印を置くことでしかヒントを出せません。捜査官たちはヒントから事件の真相を推理しますが、殺人犯も捜査官のふりをして話し合いに参加し、推理を別の方向に誘導してきます。人狼系のだまし合いに、しっかりした推理の要素が加わった作品です。
良い点- 勘だけでなく、手がかりをもとに「この凶器が怪しい」と論理的に詰めていける
- 誰も途中で脱落しないので、最後まで全員が推理に参加できる
気になる点- 殺人事件がテーマのイラストなので、小さな子どもと遊ぶのには向かない
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
「いい人」側でも推理がちゃんと面白い、数少ないパーティーゲーム
手がかりにもとづいて犯人を指摘できるので、正体隠匿ゲームの入門にぴったり
『インサイダーゲーム』は、お題当てクイズと正体探しを組み合わせた正体隠匿ゲーム。マスター役だけが知っているお題を、ほかの全員が「はい・いいえ」で答えられる質問をして当てていきます。ところが実は、答えを知っている「インサイダー」が1人、何食わぬ顔で質問側に紛れています。お題が当たったら、今度は誰がインサイダーだったかを推理。正解に近づく鋭い質問をした人ほど怪しく見えてくる、絶妙な心理戦が楽しめます。
良い点- クイズの答えがわかった瞬間から推理が始まる2段構えで、一度で二度おいしい
- 質問の流れを振り返ると怪しい人が浮かび上がる、推理の手がかりがきちんとある
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
2分で説明できて5分で遊べる、正体隠匿ゲームの見事なアイデア
子どもたちが長い間ずっと遊び続けてくれた、感謝したい1作
『タイムボム』は、時空警察とボマー団に分かれて、時限爆弾をめぐって争う正体隠匿ゲーム。各プレイヤーは伏せたカードを数枚持ち、自分のカードの中身を自己申告したうえで、順番にほかの人のカードを1枚ずつめくっていきます。時空警察は解除コードをすべて見つけたい一方、ボマー団は嘘の申告で爆弾をめくらせようとします。誰の言葉が本当なのか、申告とめくられたカードを照らし合わせて推理するのが醍醐味です。
良い点- 自己申告の嘘を、めくられたカードの結果から見抜いていく推理の手ごたえがある
- 1ゲーム数分で終わり、陣営を入れ替えて何度も遊べる
気になる点- 嘘をつくのが苦手な人は、ボマー団になると顔に出てしまうことも
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
人狼系のゲームを、意外な方法でシンプルにした面白い作品
いつもテーブルで何かが起きる、手軽で効果的な正体隠匿ゲーム
エセ芸術家ニューヨークへ行く
5〜10人約20分8歳以上
『エセ芸術家ニューヨークへ行く』は、1枚の紙にみんなで1筆ずつ絵を描いていく正体隠匿ゲーム。親以外の全員にはお題が伝えられますが、1人だけお題を知らない「エセ芸術家」がまぎれています。芸術家たちはエセ芸術家に気づかれないように、でも仲間にはお題を知っているとわかるように描かなければいけません。エセ芸術家はみんなの線からお題を推理して、知っているふりをするのが腕の見せどころです。
良い点- 絵の上手い下手は関係なく、むしろ下手な線のほうが盛り上がる
- 5〜10人で遊べて、大人数の集まりにぴったり
気になる点- 4人以下では遊べないので、少人数の集まりには向かない
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
友達が描いた絵を額に入れて飾ってしまったほど。毎回ドラマが生まれる
ルールがとても簡単で、ボードゲームをあまり遊ばない人とも楽しめる
頭を悩ませる必要がなく、変な絵を描いて推理するだけで盛り上がる
『探偵クラブ』は、不思議なイラストのカードを使って、お題を知らない「共謀者」を探す正体隠匿ゲーム。親から共謀者以外の全員にお題が伝えられ、各プレイヤーはお題に合うと思うカードを2回に分けて出していきます。出したカードの理由をそれぞれ説明したあと、共謀者だと思う人に投票。共謀者はほかの人のカードから、なんとかお題に話を合わせなければなりません。
良い点- イラストの解釈を説明し合うので、自然と会話が弾む
- 絵心がなくても楽しめて、子どもから大人まで遊べる
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
絵のカードを使う推理ゲームの中で一番好き。会話がとにかく面白い
1人だけお題を知らない人がいる仕掛けで、ずっとワクワクする
②【論理推理】ヒントを組み合わせて答えを導く!頭を使う推理ゲーム
『クリプティッド』は、地図の中のどこかに潜む未確認生物の居場所を、ほかのプレイヤーより先に突き止める推理ゲーム。各プレイヤーは「森か砂漠のマス」「クマの縄張りから1マス以内」など、居場所についてのヒントを1つずつ持っています。ほかの人に質問して答えを集め、全員のヒントを組み合わせると、たった1マスに絞り込めるはず。自分のヒントを悟られないように質問するのも作戦のうちです。
良い点- 全員のヒントがピタッとはまって答えがわかる瞬間が、とても気持ちいい
- 問題の組み合わせが多く、何度でも新しい推理が楽しめる
気になる点- 質問への答えを間違えると推理が成り立たなくなるので、慎重さが必要
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
推理ゲームの中で間違いなくトップクラス。シンプルなのに頭がよじれる
全員が同じ謎に挑むのに、協力しているわけではないのが面白い
『チューリングマシン』は、穴の開いたカードを重ねて答え合わせをする、アナログの「コンピューター」を使った推理ゲーム。3ケタの暗号を当てるのが目的で、自分で考えた数字を「検証機」にかけると、条件に合っているかどうかだけがわかります。手に入れた情報から論理的に答えを絞り込み、誰よりも少ない手数で正解できた人の勝ち。1人でも遊べ、付属の問題集のほか、公式サイトからも新しい問題を手に入れられます。
良い点- 穴の開いたカードで答え合わせをする仕組みが斬新で、触っているだけで楽しい
- 1人でも対戦でも遊べ、20分ほどで1問解ける
気になる点- パズル感が強く、ワイワイ盛り上がるタイプのゲームではない
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
純粋な論理パズル。プログラミングが好きな人ならきっとハマる
厄介なゲストたち 第2版
1〜8人約45〜75分12歳以上
『厄介なゲストたち』は、屋敷で起きたウォルトン氏殺害事件の謎を解く推理ゲーム。犯人や動機などを突き止めるのが目的で、各プレイヤーは手がかりカードを交換しながら情報を集めていきます。ほかの人に手がかりをもらうには、自分の手がかりも渡さなければならないのが悩ましいところ。本格的なミステリー小説のような推理を味わえる1作で、1人用ルールもあります。
良い点- 集めた手がかりから事件の全体像が見えてくる、本格ミステリーの醍醐味がある
- 1〜8人と、幅広い人数で遊べる
気になる点- 推理にじっくり時間を使うので、テンポよく遊びたい人には向かない
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
本格的な推理と、プレイヤー同士のやりとりの両方が楽しめる
犯人当てゲームの楽しさを、さらに一段上のレベルにした作品
③【謎解き】名探偵になりきれる!事件を解き明かす謎解きゲーム
ミクロマクロ:クライムシティ
1〜4人約15〜45分12歳以上
『ミクロマクロ:クライムシティ』は、大きな1枚の地図に描かれた街の中から、事件の証拠を探し出す協力型の推理ゲーム。地図には街の様子が細かく描き込まれていて、事件カードの質問を手がかりに、犯人の足取りを全員で追いかけます。ルール説明はほとんど不要で、「絵探し」の感覚ですぐに遊べるのが魅力。2021年のドイツ年間ゲーム大賞を受賞しました。
良い点- ルール説明がほぼいらず、ボードゲームに慣れていない人でもすぐ遊べる
- 地図の細かい描き込みを眺めているだけでも楽しい
気になる点- 事件を解き終えると、同じ事件をもう一度楽しむのは難しい
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
頭を使うというより、じっくり観察するのが楽しい推理ゲーム
EXIT 脱出:ザ・ゲーム オリエント急行の死者
1〜4人約60〜120分12歳以上
『EXIT 脱出:ザ・ゲーム オリエント急行の死者』は、テーブルの上でリアル脱出ゲームのような謎解きが楽しめる『EXIT』シリーズの1作。オリエント急行の車内で起きた殺人事件の犯人を、暗号や仕掛けを解きながら突き止めます。謎を解くためにカードを折ったり切ったりすることもある、驚きの仕掛けが満載。シリーズの中でも、犯人探しの推理要素が強い作品です。
良い点- 謎が解けたときの「そういうことか!」という驚きと爽快感が大きい
- 1箱3,000円ほどで、1〜2時間たっぷり楽しめる
気になる点- 仕掛けに手を加えながら遊ぶため、基本的に1回しか遊べない
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
謎解きと殺人事件の推理を一度に楽しめる、シリーズの中でも特におすすめの1作
容疑者の客室を順番に調べていくのが、とても楽しかった
まとめ:遊ぶメンバーに合わせて推理の楽しさを
推理・正体隠匿ゲームは、相手の言葉や行動から真実を見抜く緊張感と、正解がわかったときの爽快感が魅力です。迷ったら、大人数で盛り上がるなら『ディセプション 香港殺人事件』や『インサイダーゲーム』、じっくり推理したいなら『クリプティッド』、ボードゲームに慣れていない人とも遊ぶなら『ミクロマクロ:クライムシティ』がおすすめです。
同じ正体隠匿ゲームでも、遊ぶメンバーが変われば展開もまったく変わります。いつもの仲間と、ぜひ名探偵気分を味わってみてください。
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