「ボードゲームを始めてみたいけど、何から買えばいいかわからない」「ルールが難しいと友達や家族に説明できるか不安」という方に向けて、初心者でもすぐに遊べて、しっかり面白いボードゲームを10作品厳選しました。
海外の大手ボードゲームサイト「BGG(BoardGameGeek)」で評価が高く、ルールがシンプルで日本語版が手に入る作品だけを選んでいます。数分で覚えられるカードゲームから、世界中で遊ばれている定番、ボードゲームにハマるきっかけになる人気作まで、タイプ別に紹介します。
目次
初心者向けボードゲームの選び方
最初の1作は、ルール説明が5〜10分ほどで終わる作品がおすすめです。手番でやることが少ないゲームなら、初めての人でも迷わず遊べます。慣れてきたら、少しずつ考えることが多いゲームに挑戦していきましょう。
説明5分すぐに遊び始められる
or説明10〜15分考えどころが増えて奥深い
ボードゲームは作品ごとに遊べる人数が決まっています。家族や友達など普段集まる人数で遊べるかを必ずチェックしましょう。2〜4人向けの作品が多いですが、5人以上で遊べるカードゲームもあります。
2〜4人多くの名作が遊べる
or5人以上カードゲームが中心
最初は1回30分以内で終わる作品だと、気軽に何度も遊べて楽しさがつかみやすくなります。1時間ほどかかる作品は、ボードゲームならではの「作戦を立てる楽しさ」をじっくり味わえます。
30分以内気軽に何度も遊べる
or1時間前後じっくり作戦を楽しめる
タイプ別ラインナップ早見表
| 作品 | 対象人数 | プレイ時間 | 対象年齢 | 定価(税込) |
|---|
| SCOUT | 2〜5人 | 約20分 | 9歳以上 | 2,970円 |
| ラブレター | 2〜5人 | 約5分 | 10歳以上 | 2,035円 |
| キャッスルコンボ | 2〜5人 | 約10〜25分 | 10歳以上 | 3,300円 |
| カタン | 3〜4人 | 約60分 | 8歳以上 | 4,950円 |
| チケット・トゥ・ライド:アメリカ | 2〜5人 | 約30〜60分 | 8歳以上 | 7,150円 |
| カルカソンヌ | 2〜5人 | 約35分 | 7歳以上 | 4,400円(カルカソンヌ21) |
| 宝石の煌き | 2〜4人 | 約30分 | 10歳以上 | 5,940円 |
| アズール | 2〜4人 | 約30〜45分 | 8歳以上 | 6,600円 |
| カスカディア | 1〜4人 | 約30〜45分 | 10歳以上 | 6,600円 |
| ハーモニーズ | 1〜4人 | 約30分 | 10歳以上 | 6,380円 |
①【ルール5分】すぐに遊べる!手軽で奥深いカードゲーム
『SCOUT(スカウト)』は、配られた手札の並び順を入れ替えられないのが特徴のカードゲーム。手番では、場に出ているカードより強い組み合わせを出す「ショー」か、場のカードの端から1枚を引き抜いて手札の好きな位置に加える「スカウト」を選びます。どのカードを引き抜けば強い組み合わせが作れるかを考えるのが悩ましくも楽しいところ。日本のオインクゲームズから発売され、海外でも高く評価されている人気作です。
良い点- ルールは数分で説明できるのに、手札の組み替えに毎回しっかり頭を使える
- 手のひらサイズの箱で持ち運びやすく、2〜5人で遊べる
気になる点- 2人で遊ぶときは専用ルールになり、3人以上のほうが盛り上がりやすい
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
家族で大ヒット!ルールは簡単なのに戦略的で、温めていた組み合わせを出せた瞬間が最高
『ラブレター』は、お姫様にラブレターを届けるため、手札のカードの能力を使ってライバルを脱落させていくカードゲーム。手番では山札から1枚引き、2枚の手札のうち1枚を出して、その能力を使うだけ。「相手の手札を言い当てたら脱落させる」などの能力で、誰がどのカードを持っているかを読み合います。1ラウンドはわずか数分で終わるので、ルールを覚えながら何度でも遊び直せるのが、初心者にうれしいポイントです。
良い点- 手番でやることが「1枚引いて1枚出す」だけなので、カードゲームに慣れていない人でもすぐ覚えられる
- 少ない枚数のカードで、相手の手札を推理する駆け引きがしっかり楽しめる
気になる点- 早いラウンドで脱落すると、次のラウンドまで見ているだけになる
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
家族にボードゲームを好きになってもらうために買いたい1作
職場の仲間と遊んでも盛り上がった。説明は3分ほどで済む
準備はカードを混ぜるだけ。すぐに始められる手軽さがいい
『キャッスルコンボ』は、毎ターン1枚ずつカードを購入して自分の前に3×3で並べ、9枚の組み合わせで得点を競うカードゲーム。カードにはそれぞれ得点の条件や効果が書かれていて、並べ方次第で得点がどんどんふくらみます。1ゲームは20分前後とコンパクトで、「最後の1枚でコンボが完成した!」という気持ちよさが味わえます。
良い点- 9枚並べたら終わりなので、短い時間で何度も遊べる
- カードの効果を組み合わせて高得点を狙う、コンボ作りの楽しさが手軽に味わえる
気になる点- カードの文章を読む必要があるので、初回は少し時間がかかる
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
たった9枚のカードで、こんなに面白くて悩ましいゲームになるとは思わなかった
2日で7回も遊んだ。コンボの組み合わせが本当に多い
②【世界の定番】まず遊んでおきたい!世界中で愛される不朽の名作
『カタン』は、無人島に開拓地を作り、道や都市を広げながら10点を目指すボードゲーム。毎ターンサイコロを振り、出た目に応じて木材やレンガなどの資源を受け取ります。足りない資源はほかのプレイヤーと交換できるので、「レンガ2枚と羊1枚を交換しない?」といった会話が自然と生まれるのが魅力。1995年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞して以来、世界中で遊ばれ続けている、まさに「ボードゲームといえばこれ」という1作です。
良い点- 資源の交換を通して会話が弾み、初対面の人とも打ち解けやすい
- サイコロの運と作戦のバランスがよく、初心者が経験者に勝つことも珍しくない
気になる点- 遊べるのは3〜4人なので、2人や5人以上の集まりには向かない
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
すべてはこのゲームから始まった。家族みんなで楽しめる永遠の名作
100回以上遊んでいるのに、毎回作戦もライバルの性格も違って見える
チケット・トゥ・ライド:アメリカ
2〜5人約30〜60分8歳以上
『チケット・トゥ・ライド:アメリカ』は、北アメリカの地図に列車をつなげて、指定された都市どうしを結ぶ鉄道ゲーム。手番では、列車カードを集めるか、カードを使って路線に列車コマを置くか、新しい目的地チケットを引くかの3つから1つを選ぶだけ。「この区間をほかの人に取られたら大回りしないといけない…」というハラハラ感があり、ルールの簡単さと奥深さのバランスが絶妙です。2004年のドイツ年間ゲーム大賞受賞作です。
良い点- 手番でやることが3択だけなので、ボードゲームが初めての人でもすぐ遊べる
- 大きな地図に列車がつながっていく見た目が楽しく、達成感がある
気になる点- 目的地チケットを達成できないと大きく減点されるので、最初は欲張りすぎに注意
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
夫婦でずっと遊んでいる大のお気に入り。何回遊んでも飽きない
ルートを考えたり、相手の邪魔をしたりする作戦が楽しい。複雑すぎず、どの年代でも楽しめる
『カルカソンヌ』は、毎ターン1枚ずつ地形タイルを引いてつなげ、道や都市、草原が広がる地図を作っていくボードゲーム。タイルを置いたら、その上に自分のコマを置くかどうかを決め、道や都市が完成すると得点になります。手番でやることは「タイルを置く」「コマを置く」だけと、とてもシンプル。どこにつなげれば得するか、ほかの人の都市に入り込めないかなど、遊ぶうちに少しずつ作戦の幅が広がっていきます。2001年のドイツ年間ゲーム大賞受賞作です。
良い点- 手番でやることが少なく、ルールを聞いたその場で遊び始められる
- 遊び終わると大きな地図ができあがり、見た目にも達成感がある
気になる点- 草原の得点計算だけは少しわかりにくく、最初は説明書を見ながら確認が必要
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2〜5人どの人数でもよく遊べて、30分ほどで終わるのがうれしい
教えるのが簡単で、作戦の面白さは遊ぶうちに自然とわかってくる
おしゃべりしながらでも遊べるのに、ちゃんと考えどころもある
『宝石の煌き』は、宝石商となって宝石のチップを集め、鉱山や交易船などのカードを買い集めていくボードゲーム。買ったカードは、次からカードを買うときの割引として使えるので、カードが増えるほど高いカードにも手が届くようになります。手番でやることは「チップを取る」「カードを買う」「カードを予約する」の3つだけ。お金を増やしてもっと大きな買い物をする「拡大再生産」の楽しさを、初めての人でも気軽に味わえます。
良い点- 手番の選択肢が3つだけで、ルール説明は10分もかからない
- 持っているカードが増えるほどできることが広がり、成長していく気持ちよさがある
気になる点- 相手とのやりとりは欲しいカードの取り合いくらいで、会話は少なめ
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
覚えるのも教えるのも簡単。それでいて隠れた戦略がいくつもある
静かで落ち着いた雰囲気なのに、少しずつ緊張感が高まっていく
③【次の1作】ボードゲームにハマる人続出!見た目も楽しい人気作
『アズール』は、ポルトガルの宮殿の壁を美しいタイルで飾っていくパズルゲーム。場に並んだタイルの中から同じ色をまとめて取り、自分のボードに並べていきます。欲しい色を取るだけでなく、取りきれずにあふれたタイルは減点になるので、「どの色をいつ取るか」の判断がポイント。ルールはすぐに覚えられ、宝石のようなタイルを並べるだけでも楽しい、ボードゲームデビューにぴったりの1作です。2018年のドイツ年間ゲーム大賞受賞作です。
良い点- タイルの手触りや見た目が美しく、ボードゲームに興味がない人も思わず手に取りたくなる
- ルールはシンプルなのに、相手に不要なタイルを押しつける駆け引きもある
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
ルールが簡単で、ボードゲーム入門にもぴったりの定番
タイルを触っているだけで心地よく、気分転換にもなる
何回か遊ぶうちに、得点の仕組みの奥深さがわかってきた
『カスカディア』は、北アメリカ太平洋岸の自然をテーマに、地形タイルと動物トークンを組み合わせて自分だけの景色を作るパズルゲーム。場から「タイル+トークン」のペアを1組選び、同じ地形をつなげたり、クマやサケなどの動物を得点条件に合う形で並べたりして得点を伸ばします。攻撃し合う要素がなく、誰と遊んでも穏やかに楽しめるのも魅力。2022年のドイツ年間ゲーム大賞受賞作です。
良い点- ペアを1組選んで置くだけなので、ルールがとてもシンプル
- 動物ごとの得点カードを入れ替えられ、毎回違うパズルが楽しめる
気になる点- 相手との駆け引きは少なめなので、バチバチした勝負を求める人には物足りないかも
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
ルールがわかりやすく、ボードゲーム初心者や自然が好きな人にぴったり
準備も説明もとても簡単。それでいて見た目も驚くほど美しい
得点カードを入れ替えれば難しさも調整できて、長く遊べる
『ハーモニーズ』は、色とりどりの丸いトークンで川や山、森などの景色を作り、動物たちのすみかを用意していくパズルゲーム。手番では場からトークンを3つ取って自分のボードに置き、動物カードに描かれた形どおりの地形ができたら、動物のコマを置いて得点になります。トークンを積み重ねると山や木になるのが面白いところ。ルールはシンプルで、パズル感覚で気軽に遊べるので、ボードゲームを始めたばかりの人にもおすすめです。
良い点- 「トークンを3つ取って置く」だけのわかりやすいルールで、すぐ遊べる
- できあがった景色がかわいく、写真に撮りたくなる
気になる点- 自分のボードに集中しがちで、ほかの人とのやりとりは少なめ
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
木のコマが大好き。ルールはわかりやすいのに、毎回違う展開になって楽しい
箱も値段も手頃で、覚えやすいのにずっと挑戦しがいがある
まとめ:まずは気になった1作から始めよう
初心者向けのボードゲームは、ルールが簡単なのに、遊ぶたびに新しい発見があるのが一番の魅力です。迷ったら、手軽に始めたいなら『SCOUT』や『ラブレター』、ボードゲームらしさを味わいたいなら『カタン』や『チケット・トゥ・ライド:アメリカ』、見た目の美しさも楽しみたいなら『アズール』や『カスカディア』がおすすめです。
1作遊んでみて楽しかったら、少し考えどころの多い中量級のゲームに進んでみるのもおすすめ。きっとボードゲームの世界がもっと広がります。
ほかのシチュエーションのボードゲームも知りたい方は、ボードゲームおすすめ50選もあわせてチェックしてみてください。