「子どもと一緒に遊べるボードゲームが欲しい」「子ども向けのゲームだと大人が退屈しないか心配」という方に向けて、子どもと大人が一緒に本気で楽しめるボードゲームを9作品厳選しました。
海外の大手ボードゲームサイト「BGG(BoardGameGeek)」の子ども向けゲームランキング上位の作品や、ドイツ年間ゲーム大賞の受賞作を中心に、日本語版が手に入る評価の高い作品だけを選んでいます。対象年齢の低い順に紹介するので、誕生日やクリスマスのプレゼント選びの参考にもどうぞ。
目次
子どもと遊ぶボードゲームの選び方
POINT 01
対象年齢と「子どもができること」で選ぶ
箱に書かれた対象年齢はあくまで目安です。未就学の子どもと遊ぶなら、文字や数字を使わず、見てわかるゲーム(絵合わせ・反射神経・積み木など)が安心。小学生になれば、数字を比べたり簡単な計算をしたりするゲームも楽しめるようになります。
絵・反射神経系5〜6歳から遊べる
or数字・作戦系小学生から楽しめる
子どもの集中力はそれほど長く続きません。最初は1回10〜20分ほどで終わるゲームを選ぶのがおすすめです。「もう1回!」と何度も繰り返せる短さが、家族で長く楽しむコツです。
10〜15分すぐ終わって何度も遊べる
or20〜30分家族でじっくり勝負
大人が手加減ばかりしていると、子どもも大人もだんだん楽しくなくなってしまいます。運や反射神経の要素があるゲームなら子どもが大人に勝つことも多く、作戦が大事なゲームなら親子で頭を使った勝負ができます。
運・反射神経子どもが大人に勝てる
or作戦・読み合い親子で頭を使って勝負
タイプ別ラインナップ早見表
| 作品 | 対象人数 | プレイ時間 | 対象年齢 | 定価(税込) |
|---|
| キャプテン・リノ | 2〜5人 | 約10〜15分 | 5歳以上 | 2,200円 |
| ドブル | 2〜8人 | 約15分 | 6歳以上 | 2,200円 |
| ドラゴミノ | 2〜4人 | 約15分 | 6歳以上 | 3,960円 |
| 魔法のラビリンス | 2〜4人 | 約20〜30分 | 6歳以上 | 6,000円 |
| ゾンビキッズ:進化の封印 | 2〜4人 | 約15分 | 7歳以上 | 3,960円 |
| カルカソンヌ | 2〜5人 | 約35分 | 7歳以上 | 3,500円(カルカソンヌ21) |
| おばけキャッチ | 2〜8人 | 約20〜30分 | 8歳以上 | 2,500円 |
| キングドミノ | 2〜4人 | 約15分 | 8歳以上 | 3,300円 |
| キャメルアップ | 3〜8人 | 約30分 | 8歳以上 | 7,700円 |
①【5〜6歳から】小さな子どもとも遊べる!見てわかるボードゲーム
『キャプテン・リノ』は、カードで高層ビルを建てていく、積み木のようなバランスゲーム。手番では、折れ目のついた壁カードを立て、その上に手札から屋根カードを1枚のせます。屋根カードの中には、順番が逆回りになったり、次の人が飛ばされたりする記号が描かれたものや、木製のキャプテン・リノを最上階まで登らせなければならないものも。手札を出し切った人が勝ちですが、ビルを倒してしまったらその場で負けです。
良い点- 5歳から遊べるのに、大人も手が震えるほど真剣になれる
- ビルが高くなるほどハラハラして、崩れた瞬間は家族みんなで大騒ぎ
気になる点- テーブルが揺れやすい場所では崩れやすいので、遊ぶ場所を選ぶ
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
ビルが高くなるにつれて、全員が息を止めて見守るのが最高!
子どものために買ったのに、気づけば大人のほうが夢中
『ドブル』は、丸いカードを2枚見比べて、両方に描かれている同じマークを探して叫ぶゲーム。どの2枚を比べても、同じマークは必ず1つだけ入っています。見つけた瞬間に叫ぶだけなので、文字が読めない小さな子どもでも参加できるのが魅力。遊び方は5種類あり、子どもの年齢に合わせて選べます。1回数分で終わるので、旅行先や待ち時間にも遊びやすい1作です。
良い点- 文字や数字が読めなくても、マークを見つけて叫ぶだけで参加できる
- 1回数分で終わり、外出先やちょっとした待ち時間にも遊びやすい
気になる点- 観察力の勝負なので、じっくり作戦を考えたい人には物足りない
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
どの2枚にも同じマークが1つだけ。この仕組みを考えた人は天才!
ボードゲームをやらない人まで夢中になる、いちばんウケるゲーム
『ドラゴミノ』は、ドイツ年間ゲーム大賞に輝いた『キングドミノ』を、子ども向けにアレンジしたタイル配置ゲーム。2マス分の地形タイルを選んで自分の島に並べ、同じ地形どうしをつなげると、ドラゴンのたまごをもらえます。たまごを割ると、中から赤ちゃんドラゴンが出てくることも、からっぽのこともあるのがドキドキのポイント。最後に赤ちゃんドラゴンをいちばん多く見つけた人の勝ちです。2021年にドイツ年間ゲーム大賞の子ども向け部門を受賞しています。
良い点- 同じ地形をつなげるだけなので、6歳の子どもでもすぐにルールを覚えられる
- たまごの中身がわからないドキドキで、大人も一緒に盛り上がれる
気になる点- 運の要素が強く、大人がじっくり作戦を考えるタイプのゲームではない
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
4歳の娘と遊んでいるけど、ドラゴンを見つけるたびに大喜び!
4歳・6歳・もうすぐ10歳の子どもたちが、大人なしで遊べている
子どもにボードゲームを教える最初の1作にぴったり。運と作戦のバランスがいい
『魔法のラビリンス』は、ボードの下に隠された見えない迷路の中を、魔法使いのコマで進んでいくゲーム。ボードの下には壁が組み込まれていて、コマは磁石でボードの裏の小さな玉とくっついています。壁にぶつかると玉が落ちてしまい、スタート地点からやり直し。どこに壁があったかをみんなで覚えながら、目的のシンボルを集めていきます。2009年のドイツ年間ゲーム大賞の子ども向け部門を受賞した作品で、仕掛けのおもしろさに子どもが夢中になります。
良い点- 見えない壁という仕掛けが楽しく、子どもが自分から遊びたがる
- 壁の配置は毎回変えられるので、何度遊んでも新鮮
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
迷路がボードの下に隠れているという仕掛けが見事。息子に大ウケ
子ども向けだけど大人も夢中。壁の数で難しさを変えられて、何度遊んでも飽きない
磁石のコマがお気に入りで、ゲームが終わってもしばらく磁石で遊んでいる
②【7〜8歳から】家族みんなで本気になれる!大人も夢中のボードゲーム
『ゾンビキッズ:進化の封印』は、学校を襲うゾンビの群れから、子どもたちのヒーローが学校を守る協力ゲーム。教室や校庭を移動しながらゾンビを倒し、4つの校門すべてにカギをかけたら全員の勝ちです。遊んで条件を達成するたびにステッカーを貼り、全13通の「進化の封筒」を開けると、新しいルールが加わったりゾンビが強くなったりします。遊ぶたびにゲームが変わっていく仕組みを子どもでも楽しめるように作った作品で、BGGの子ども向けゲームランキングでは1位の評価を受けています。
良い点- 全員で協力するので、負けても子どもがすねにくい
- 封筒を開けるたびに新しい要素が増え、「次は何が出てくるの?」と続けて遊びたくなる
気になる点- ステッカーを貼ったり封筒を開けたりするので、遊んだ分だけ元の状態には戻せない(好きな段階のルールで遊ぶことはできる)
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
孫が遊びに来るたびに3年かけて遊び、ついに全部クリアした。自分から準備するほど夢中だった
封筒を開けて新しい能力やゾンビを解放したくて、子どもたちが何度も遊びたがる
息子と一緒に夢中になった最初のゲーム。サクッと終わるから、すぐにもう1回遊べる
『カルカソンヌ』は、地形タイルを1枚ずつ引いてつなげ、南フランスの城塞都市カルカソンヌ周辺の地図を作っていくタイル配置ゲーム。道・都市・修道院などに自分のコマ(ミープル)を置き、完成させると得点になります。2001年のドイツ年間ゲーム大賞を受賞した、世界中で遊ばれている定番中の定番です。タイルを置くたびに地図が広がっていく様子はわかりやすく、家族で何度でも楽しめます。日本語版は『カルカソンヌ21』としてメビウスゲームズから発売されています。
良い点- タイルをつなげるだけのルールで、家族みんながすぐに遊べる
- 拡張セットが豊富で、慣れてきたら遊び方を広げられる
気になる点- 相手の都市に割り込むような駆け引きもあり、本気になるとケンカになることも
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
おしゃべりしながらでも遊べるし、考えたいときにはしっかり考えどころがある
タイルを並べるうちに、子どもが観察力や空間の感覚を自然と身につけていく
『おばけキャッチ』は、テーブルに並べた5つの木製コマ(おばけ・椅子・ボトル・ネズミ・本)の中から、めくったカードに合うコマを素早くつかむゲーム。カードに描かれた絵と色も形も同じコマがあればそれを、なければ「カードに描かれていない色と形のコマ」をつかみます。ルールはこれだけなのに、頭がこんがらがって大人がうっかり間違えることも。8歳以上が目安ですが、小学生が大人をあっさり負かす場面がよく見られます。
良い点- ルールは1つだけなのに頭がこんがらがり、大人がうっかり間違えて笑いが起こる
- 木のコマがおもちゃのようにかわいく、子どもが自分から遊びたがる
気になる点- 「カードに描かれていないもの」を探すルールは、小さな子どもには少し難しい
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
姉妹でハマりすぎて強くなり、誰も相手してくれなくなった(笑)
『キングドミノ』は、2マスずつの地形タイルを選んで、5×5マスの自分の王国を作っていくタイル配置ゲーム。同じ地形がつながった広さと、そこに描かれた王冠の数を掛け算したものが得点になります。良いタイルを取ると、次に選ぶ順番が後回しになる仕組みで、「欲しいタイルを取るか、次の順番を優先するか」の悩ましさが絶妙。1回15分ほどで遊べる、2017年のドイツ年間ゲーム大賞受賞作です。
良い点- ルールはシンプルなのに、タイルを選ぶ順番の駆け引きで大人も夢中になれる
- 1回15分ほどで終わり、続けて何度も遊べる
気になる点- 得点計算に掛け算を使うので、小さな子どもには大人の手伝いが必要
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
5歳の子どもでも遊べるくらいシンプル。良いタイルか次の順番か、の選択が見事
短い時間で何回も遊べるから、時間がない相手とでも気軽に出せる
『キャメルアップ』は、ラクダのレースで、どのラクダが勝つかを予想して賭けるゲーム。ラクダはピラミッド型のダイスカップから出たダイスの目で進みますが、ほかのラクダと同じマスに止まると背中に乗り、乗っているラクダごと一緒に運ばれます。そのため、最下位から一気にトップに躍り出ることも珍しくありません。2019年版では、逆向きに走る「イカれたラクダ」も登場。2014年のドイツ年間ゲーム大賞受賞作です。
良い点- ラクダが重なって一気に順位が入れ替わるたびに、子どもも大人も大歓声
- 賭けるだけで参加できるので、難しいルールを覚える必要がない
気になる点- 定価7,700円と、ファミリー向けのゲームとしてはやや高め
みんなの声BGG・SNSの声をもとに紹介
ボードゲームをしない人にも5分で教えられる。いつもリクエストされる
ラクダが重なって逆転するたびに、テーブル全体が大笑い
まとめ:まずは子どもの年齢に合った1作から
子どもと遊ぶボードゲームは、勝っても負けても家族の会話が増えるのが一番の魅力です。迷ったら、5〜6歳なら『キャプテン・リノ』や『ドラゴミノ』、協力して遊びたいなら『ゾンビキッズ:進化の封印』、家族で本気の勝負をしたいなら『キングドミノ』や『カルカソンヌ』がおすすめです。
子どもが大きくなったら、少し作戦が必要なゲームに挑戦するのも楽しいもの。家族みんなで、お気に入りの1作を見つけてみてください。
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