「対戦ゲームだと勝ち負けで空気が悪くなりそう」「家族や友達と一緒に盛り上がりたい」という方に向けて、みんなで力を合わせて遊べる協力型ボードゲームを10作品 厳選しました。
協力型ボードゲームは、プレイヤー全員がチームとなり、ゲームが用意した課題やピンチに立ち向かうタイプのゲームです。海外の大手ボードゲームサイト「BGG(BoardGameGeek)」で評価の高い協力ゲームの中から、日本語版が手に入る作品 を選び、軽いゲームから本格派までタイプ別に紹介します。
目次
協力型ボードゲームの選び方 POINT 01
相談できるか、会話が制限されるかで選ぶ 協力ゲームには、自由に相談しながら進めるタイプと、会話や情報の伝え方が制限されるタイプ があります。相談できるゲームは作戦会議そのものが楽しく、会話が制限されるゲームは「通じ合えた!」瞬間の達成感が格別。会話が制限されるゲームは、経験者が1人で指示を出してしまう「仕切り屋問題」が起きにくいのも良いところです。
相談OK 作戦会議を楽しめる
or 会話が制限 通じ合えた瞬間が快感
協力ゲームは難易度を調整できる作品が多いものの、ルールの重さには大きな差があります。初めてならルール説明が5分ほどで、1回30分以内で遊べる軽いゲーム から始めるのが安心。慣れてきたら、1〜2時間かけてじっくり挑む本格派に挑戦してみましょう。
軽め 説明5分・1回30分以内
or 本格派 1〜2時間じっくり挑む
本格的な協力ゲームは2〜4人向け の作品が中心です。5人以上の集まりで遊ぶなら、言葉や連想を使うパーティー系の協力ゲームがおすすめ。中には1人で遊べるソロモード付きの作品もあり、1人で練習してから仲間と挑むこともできます。
2〜4人 本格的な協力ゲームが多い
or 5人以上 パーティー系の協力ゲーム
タイプ別ラインナップ早見表 1 すぐ遊べる ルールは簡単、でも奥深い!30分以内で遊べる協力ゲーム ジャスト・ワン、ザ・クルー:深海に眠る遺跡、ボムバスターズ、スカイチーム › 2 じっくり作戦 みんなで相談して攻略する!中量級の協力ゲーム パンデミック:新たなる試練、パンデミック:レガシー、ドーフロマンティック › 3 本格派 やり込み度抜群!ゲーマーもうなる本格協力ゲーム スピリット・アイランド、Slay the Spire、イーオンズ・エンド › 作品 対象人数 プレイ時間 対象年齢 定価(税込) ジャスト・ワン 3〜7人 約20分 8歳以上 3,850円 ザ・クルー:深海に眠る遺跡 2〜5人 約20分 10歳以上 2,530円 ボムバスターズ 2〜5人 約30分 10歳以上 6,600円 スカイチーム 2人専用 約15分 12歳以上 4,620円 パンデミック:新たなる試練 2〜4人 約45分 8歳以上 6,600円 パンデミック:レガシー 2〜4人 約60分(×12〜24回) 14歳以上 9,900円 ドーフロマンティック 1〜6人 約30〜60分 8歳以上 7,700円 スピリット・アイランド 1〜4人 約90〜120分 14歳以上 13,750円 Slay the Spire 1〜4人 約60~90分 12歳以上 27,500円(スタンダード・エディション) イーオンズ・エンド 1〜4人 約60分 14歳以上 6,380円
①【 すぐ遊べる】 ルールは簡単、でも奥深い!30分以内で遊べる協力ゲーム『ジャスト・ワン』は、全員で13枚のお題に挑み、いくつ正解できるかを目指す協力ゲーム。回答者以外の全員が1語ずつヒントを書きますが、ほかの人とかぶったヒントは消されてしまいます。「ありきたりなヒントはかぶりそう、でもひねりすぎると伝わらない」という悩ましさが楽しいところ。チーム全体の点数で結果が決まるので、誰かが責められる雰囲気になりにくく、世代を問わずみんなで盛り上がれます。
良い点 チーム全体の点数で結果が決まるので、誰かが責められる雰囲気になりにくい 3〜7人で遊べて、協力ゲームの中では大人数向け 気になる点 全員のヒントがかぶって消えてしまうと、回答者はほとんど手がかりなしで答えることになる みんなの声 BGG・SNSの声をもとに紹介
家族の集まりで出したら、世代を問わず全員で盛り上がった
パーティーゲームが苦手な人でも、これだけは楽しいと言ってくれた
ザ・クルー:深海に眠る遺跡 2〜5人 約20分 10歳以上
『ザ・クルー:深海に眠る遺跡』は、深海を調査するクルーとなり、全32のミッションに協力して挑むカードゲーム。順番に1枚ずつカードを出し、いちばん強いカードを出した人がまとめて取る「トリックテイキング」という遊び方がベースです。「指定された数字を○枚取る」「指定された回数だけトリックに勝つ」など、タスクの種類が前作『第9惑星の探索』より大きく増えました。会話は禁止で、伝えられる情報もごくわずか。カードの出し方から仲間の意図を読み取ります。前作を持っていなくても遊べます。
良い点 タスクの種類が豊富で、毎回違うパズルを解いているような面白さがある 全ミッションを制覇したあとも、難しさを上げて挑戦し続けられる 気になる点 配られたカード次第で、タスクの達成がとても難しくなることもある みんなの声 BGG・SNSの声をもとに紹介
協力ゲームの中でもトップクラスのお気に入り。トランプ好きの家族も大喜び
情報が隠されているから、1人が全部仕切ってしまうことがなく、全員が楽しめる
前作よりバリエーションが豊か。ザ・クルーを人に紹介するならこの1作
『ボムバスターズ』は、爆弾処理班のチームとなり、全員の手元に並んだワイヤーを正しく切って爆弾を解除する協力型の推理ゲーム。自分のワイヤーの数字は見えますが、仲間のワイヤーは見えません。並び順や仲間の行動をヒントに「このワイヤーは自分と同じ数字のはず」と推理して切っていきます。間違えると起爆ゲージが進み、最後まで行くと失敗。日本人デザイナーの林尚志氏が手がけ、2025年のドイツ年間ゲーム大賞を受賞した話題作です。
良い点 ミッションごとに新しいルールが加わり、遊ぶほど新鮮な驚きがある 推理が当たってワイヤーを切れたときの緊張感と爽快感がすごい みんなの声 BGG・SNSの声をもとに紹介
数分で覚えられるのに、本当に面白い!全員が「あと1ミッションだけ」と言い続けた
2日間で40回以上遊んだ。ミッションごとに違う個性があるのが見事
トークンを置くだけで、こんなに意思疎通できることに驚いた
『スカイチーム』は、2人でコックピットに座り、旅客機を空港まで導く協力ゲーム。ラウンドごとにそれぞれ4つのダイスを振り、操縦やエンジン出力、ブレーキなどの計器に1つずつ置いていきます。最大の特徴は、ダイスを置き始めたら出目について一切相談できないこと。機体の傾きと速度を保ち、進路上のほかの飛行機を片づけながら、最後に滑走路で止まれたら着陸成功です。2024年のドイツ年間ゲーム大賞受賞作です。
良い点 会話できないぶん、相手の意図が伝わったときに2人で大きく盛り上がれる 空港ごとのシナリオで難易度が上がっていき、長く遊べる みんなの声 BGG・SNSの声をもとに紹介
2人用ゲームは対戦ばかりだけど、これはチームで遊べるのがうれしい。テーマとの一体感もすごい
②【 じっくり作戦】 みんなで相談して攻略する!中量級の協力ゲームパンデミック:新たなる試練 2〜4人 約45分 8歳以上
『パンデミック:新たなる試練』は、医療チームの一員として、世界中に広がる4つの病気の治療薬を開発する協力ゲーム。プレイヤーはそれぞれ「衛生兵」「研究員」など特別な能力を持つ役割を担当し、移動や治療、情報の共有をしながら作戦を立てます。病気が広がるペースは速く、一気に感染が広がる「アウトブレイク」も発生。全員で知恵を出し合わないと簡単に負けてしまう、手に汗握る緊張感が魅力です。協力ゲームを世に広めた定番中の定番です。
良い点 役割ごとの特殊能力を組み合わせる作戦会議が、何より楽しい 負けそうな状況からどう立て直すか、毎回みんなで頭を悩ませられる 気になる点 経験者が全員の行動を指示してしまうと、初心者が置いてけぼりになりやすい みんなの声 BGG・SNSの声をもとに紹介
ボードゲームの面白さに目覚めるきっかけになった、すべての始まりのゲーム
感染が一気に広がる瞬間はみんなで大パニック!子どもも大興奮
パンデミック:レガシー シーズン2 2〜4人 約60分(×12〜24回) 14歳以上
『パンデミック:レガシー シーズン2』は、1回ごとの結果が次のゲームに引き継がれていく、キャンペーン型の協力ゲーム。疫病で世界の大半が滅んでから71年後、人類は海上の浮遊施設「ヘイヴン」で暮らしています。プレイヤーは精鋭チームとなり、連絡の途絶えた各地の都市を探索していきます。ゲームの結果に応じてカードやボードに手を加えていくので、遊ぶグループごとにまったく違う世界ができあがります。前作や『パンデミック』本体がなくても遊べます。
良い点 1回ごとの結果が次に引き継がれ、仲間と1つの物語を作り上げる体験は唯一無二 毎回のゲームが次につながるので、続きが気になって仲間と集まる理由になる 気になる点 カードに手を加えながら遊ぶため、キャンペーンは基本的に1回限り みんなの声 BGG・SNSの声をもとに紹介
シーズン1よりもゲームの仕掛けやレガシー要素の工夫が多い
無事に世界を救えた!使ったキャラクターカードは記念に取ってある
ドーフロマンティック 1〜6人 約30〜60分 8歳以上
『ドーフロマンティック』は、六角形の風景タイルをつなげて、森や川、畑、線路が広がるのどかな村を作っていく協力ゲーム。全員で相談しながらタイルを置き、課題を達成して得点を伸ばします。遊び終わるたびに得点を記録し、条件を満たすと「秘密の箱」を開けられるのが特徴。新しいタイルやルールが少しずつ増えていき、何度も遊ぶほどゲームが育っていきます。2023年のドイツ年間ゲーム大賞受賞作です。
良い点 攻撃や邪魔をする要素がなく、誰と遊んでも穏やかに楽しめる 遊ぶたびに新しい要素が解放され、続けて遊びたくなる 気になる点 勝ち負けのハラハラ感を求める人には、少し物足りないかも みんなの声 BGG・SNSの声をもとに紹介
始めたばかりなのに、もう5回も遊んだ!家族みんなのお気に入り
1周で終わるつもりが、気づけば2周目に突入していた
③【 本格派】 やり込み度抜群!ゲーマーもうなる本格協力ゲームスピリット・アイランド 1〜4人 約90〜120分 14歳以上
『スピリット・アイランド』は、島に棲む精霊となり、島を開拓しようとする侵略者たちを全員で追い払う協力ゲーム。侵略者は放っておくとどんどん増え、町や都市を作っていきます。次にどこで侵略者が動くかはあらかじめわかるので、精霊たちの力をどう組み合わせて先手を打つかが勝負の分かれ目。精霊ごとに戦い方がまったく違い、組み合わせ次第で何度でも新しい攻略が楽しめます。BGGの総合ランキングでも上位の名作です。
良い点 精霊ごとに戦い方がまったく違い、何度遊んでも新鮮 全員の力がかみ合って侵略者を一掃できたときの爽快感は格別 みんなの声 BGG・SNSの声をもとに紹介
気軽には遊べないけど、テーマは唯一無二の、見事な重量級協力ゲーム
何回か遊ぶたびに、精霊どうしのとんでもない組み合わせが見つかる
Slay the Spire: The Board Game 1〜4人 約60~90分 12歳以上
『Slay the Spire: The Board Game』は、同名のデジタルゲームを原作とした協力型のデッキ構築ゲーム。プレイヤーはそれぞれ違うキャラクターを担当し、最大4人で塔を登りながら、戦闘のたびに手に入れたカードで自分のデッキを強くしていきます。仲間を守るカードで助け合ったり、強敵を集中攻撃したりと、役割を分担して戦うのは協力プレイならでは。大量のカードと敵が入った大ボリュームで、何度挑んでも違う冒険になります。
良い点 原作の面白さはそのままに、仲間と協力して戦う新しい楽しさがある キャラクターの組み合わせによって戦い方が変わり、仲間と作戦を考えるのが楽しい 気になる点 定価27,500円(スタンダード・エディション)と高価で、準備や片付けにも時間がかかる みんなの声 BGG・SNSの声をもとに紹介
今までで最高の協力ゲームかもしれない。2人で作業を分担すると特に輝く
原作を何百時間も遊んだ人でも、協力プレイで新鮮に楽しめる
原作を遊んだことがなくても、2人で遊ぶ協力ダンジョンゲームとして大好き
『イーオンズ・エンド』は、魔導士となって、最後の砦を襲う強大な敵(ネメシス)と戦う協力型のデッキ構築ゲーム。最大の特徴は、自分のデッキをシャッフルしないこと。使い終わったカードを置いた順番が、そのまま次に引く順番になるので、先を読んでカードを使う楽しさがあります。手番の順番も毎回カードで決まるため、敵がいつ動くかわからない緊張感も。拡張も多く、長く遊び込める1作です。
良い点 デッキをシャッフルしないので、運に頼らず計画的に戦える 敵ごとに戦い方が変わり、拡張を加えればさらに長く遊べる 気になる点 独特のルールに慣れるまでは、カードの順番を考えるのが大変 みんなの声 BGG・SNSの声をもとに紹介
ボスがいつ攻撃してくるかわからないから、毎ターンハラハラする
最初は手も足も出なかったのに、3回目で一気に面白さに目覚めた
まとめ:まずは軽い協力ゲームから始めよう 協力型ボードゲームは、勝っても負けても全員で喜んだり悔しがったりできるのが一番の魅力です。迷ったら、大人数で遊ぶなら『ジャスト・ワン』 、少人数で「通じ合う」快感を味わいたいなら『ザ・クルー:深海に眠る遺跡』や『ボムバスターズ』 、じっくり作戦を練りたいなら『パンデミック』 がおすすめです。
協力ゲームに慣れてきたら、『スピリット・アイランド』や『パンデミック:レガシー』のような本格派にもぜひ挑戦してみてください。仲間と何度も作戦を練り直して、ついにクリアできたときの感動はひとしおです。
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