『ソルトン・シー』ルールやレビューなど総合情報!地熱発電とリチウム採掘で、未来を切り開くビジネスゲーム

『ソルトン・シー』の発売日や価格、BGGランキング、BGAの対応有無などの総合情報をまとめてお届けしていきます。

目次

『ソルトン・シー』とは?どんなボードゲーム?

『ソルトン・シー』は、CMONJAPANから発売のビジネスゲーム

カリフォルニアのソルトン湖(シー)を舞台に、地熱エネルギーの生産やリチウムの抽出を行う企業としてプレイしていきます。

ゲームのポイントは、手札のカードはアクションカードとしても貨幣としても使用できること。

アクションが強力なカードは貨幣としての価値も高いため、どのように使用するのかジレンマを楽しむことができます。

地熱発電とリチウム採掘という、現実世界のエネルギー問題や環境問題を考えさせるテーマも魅力的ですね!
ただゲーム自体はかなり難しく常に悩まされるので、結構人を選ぶかもしれません。

発売日や定価など基本情報

『ソルトン・シー』の発売日は2025年2月25日。価格(定価)は税込6,820円です。

正式名称ソルトン・シー
(英名:Salton Sea)
ジャンル・メカニクスハンドマネジメント、ワーカープレイスメント
発売日2025年2月25日
定価税込6,820円
プレイ人数1~4人
プレイ時間120分
対象年齢14歳以上
ゲームデザイナーデビッド バーナル(David Bernal)
販売メーカーCMONJAPAN
公式サイトhttps://cmonjapan.shop/blogs/news/cmonjapan新製品-ソルトン-シー-のお知らせ
BGG紹介ページhttps://boardgamegeek.com/boardgame/402663/salton-sea/credits#boardgamemechanic
ベストなプレイ人数は何人?

BGGによると、『ソルトン・シー』のベストなプレイ人数は2人となっています。最大数の4人でのプレイはオススメされていないようです。

ソロプレイは可能?

『ソルトン・シー』は1人でのソロプレイにも対応しています。

『ソルトン・シー』ゲームデザイナーのデビッド バーナルさんが他に手掛けた作品は?

『トロス』

『こいのぼり』など

『ソルトン・シー』のルールは?要点をギュッとまとめて紹介!

引用:BoardGameGeek
ルールの要点まとめ
  • 自社の地熱発電所を成長させ、採掘したリチウムを市場で取引しながら、最終的に最も多くの勝利点(VP)を獲得することが目的
  • 土地の購入、掘削、資源の売却、研究開発、契約の達成といったアクションを選びながら、自分の企業を成長させていく
  • プレイヤーが持つアクションカードは「アクションの実行」と「支払い(貨幣)」のどちらにも使用可能。カードをどのように使うかのジレンマが生まれ、戦略的なゲーム展開が楽しめる

ゲームの流れ

引用:BoardGameGeek

各プレイヤーはエンジニアを1人ずつ配置し、配置場所に応じたアクションを実行します。
全員がエンジニアを使い切るまで、ターンが順番に繰り返されます。

アクションは様々な種類がありますが、主なアクション6種類を紹介しておきます。

①掘削(地層を掘る)・地層を掘り進め、新たな資源(塩水)を採掘できるようにする。
・掘削を続けると機械にダメージが蓄積するため、修理のタイミングを見極める必要がある。
・一部のアクションカードを使えば、掘削時のダメージを軽減できる。
②採掘(資源の獲得)・掘削済みの層から塩水を採取し、倉庫に保管する。
・塩水はそのまま売ることもできるが、処理するとより価値の高いリチウムや地熱エネルギーに変換できる。
③資源の処理(塩水を精製)・塩水をリチウムや地熱エネルギーに変換する。
・処理施設がダメージを受けるため、連続使用には注意が必要。
・研究を進めると、処理コストの削減や効率向上が可能。
④資源の売却(市場で利益を得る)・採掘・精製した資源を市場で売却し、資金を得る。
・市場価格はラウンドごとに変動するため、最適なタイミングを見極めることが重要。
・企業の株を購入しておくと、企業価値が上がることで追加の得点を得られる可能性がある。
⑤契約の獲得と達成・契約カードを取得し、指定された資源を納品するとボーナスが得られる。
・契約を達成すると、VPや追加の資金、企業の成長ポイントを獲得できる。
⑥企業の成長(研究・開発)・研究カードを取得し、企業の特殊能力を強化する。
・例:「掘削時のダメージ軽減」「処理コスト削減」「追加収益」など。
・企業の成長が進むと、新たなエンジニアを雇うことも可能。

カードの使い方

引用:BoardGameGeek

アクションカードは以下2つの用途で使用できます。

①アクションカードとして使用

・手札からカードをプレイして、そこにエンジニアを配置。カードに書かれた特殊アクションを実行する。
・例:「掘削時のダメージを無視する」「追加の資源を獲得する」など。
・使用したカードはラウンド終了時に手札に戻る。

②貨幣(支払い)として使用

・アクションカードに記載された 「$(ドル)」 の値を使い、ゲーム内の支払い(研究購入・土地取得・機械修理など)に使用できる。
・例:「5$の支払いが必要 → 3$のカード+1$のカード×2枚を支払い」
・お釣りは出ないため、ちょうどの額で支払うのが理想的。

カードをアクションとして使うべきか、貨幣として使うべきか……。
ここの使い分けがかなり悩ましく、戦略性の問われるゲームとなっています!

ゲームの終了条件

引用:BoardGameGeek

以下の2つの条件のいずれかが満たされた場合に、ゲームは終了します。

①土地カードの山札が尽きる・ゲーム中に新しい土地を取得するたびに、土地カードの山札から補充されます。
・もし補充するカードがなくなった場合、そのラウンドが最終ラウンドとなります。
②2つの企業が閉鎖される・市場には複数の企業が存在し、プレイヤーはこれらの企業と契約を結んだり、資源を売却したりできます。
・企業の財務状態が悪化し、2つの企業が市場から撤退すると、そのラウンドが最終ラウンドになります​。

ゲーム終了後、各プレイヤーは以下の要素に基づいてVP(勝利点)を計算。(VPを失う要素もあります)
合計のVPが最も高いプレイヤーが勝者です。

  • ゲーム中に獲得したVP(契約達成・企業成長・市場取引など)
  • 未使用のアクションカード(3$ごとに2VP)
  • 企業の株価ボーナス(購入した株 × 企業価値)
  • 倉庫内の資源の価値(塩水1VP、地熱エネルギー3VP、リチウム5VP)
  • 研究カードのボーナスVP(取得した研究の効果による追加得点)
  • 短期目標・長期目標の達成VP(一部の目標は条件を満たしたプレイヤーのみ獲得)
  • 未達成の契約(契約カードが未達成の場合、その契約で獲得できるVPの半分がマイナスされる)
  • 掘削機や処理施設の損傷(ダメージを受けたまま終了するとマイナスVP)

まとめ

引用:BoardGameGeek

『ソルトン・シー』は、「掘削のリスク管理 × 市場のタイミング × 企業の成長」 を戦略的に考えるゲームです。

  • 掘削をどこまで進めるか? → 機械のダメージと採掘量のバランスを取る。
  • 資源をいつ売るか? → 市場価格と契約の報酬を比較する。
  • どの研究を進めるか? → 企業の方向性を決める重要な選択。

この3つの要素を考えながら、最も成功したエネルギー企業を目指しましょう!

【以下公式サイトより引用】

カリフォルニアのソルトン湖(シー)は、塩水をたたえたアメリカで最も大きな貯蔵池のひとつです。あなたの企業は、その資源をエコロジカルに加工し、地熱エネルギーの生産やリチウムの抽出を行うことに専念しています。

『ソルトン・シー』は、リソース管理とリスクのある選択を行うビジネスゲームです。プレイヤーは地熱リチウム抽出企業を経営し、最も多くの勝利点を獲得することを目指します。この素材の抽出と加工が企業の成長の鍵となります。

プレイヤーは手番ごとに、4人のエンジニアのうち1人を個人ボードのアクションマスに配置し、以下のアクションを実行します(エンジニアはゲーム中に増やすことも可能です)。

アクション

生産活動
採掘権取得、掘削、抽出、加工、機械修理

商業活動
販売、受注、注文完遂

管理業務
研究、株式投資、新規事業開発、資金調達、繰り返し

各段階でエンジニアをどのように配置し管理するかは、あなた次第です。効率的な戦略を練り、自社を成長させましょう。

手札のカードはアクションカードとしても貨幣としても使用できます。アクションが強力なカードは貨幣としての価値も高いため、どのように使用するのかジレンマを楽しめます。

成功への道は1つではありません。ゲーム内では多様な方法で得点を獲得できます。地熱エネルギーとリチウム抽出の力を駆使し、最も効率的で持続可能な企業を築けるでしょうか?

ソロモード搭載

じっくり遊べる1人用モードでは、リチウム抽出市場のリーダーであるグリーン・ミネラル・インコーポレーテッドと競争します。

『ソルトン・シー』は面白い?つまらない?評価やレビューを紹介

ボードゲーム愛好者のためのレビュー&データベースサイト「BGG(BoardGameGeek)」での評価やレビューについて紹介していきます。

BGGの評価点数とランキング

評価ランキング
7.6点/10点2,001位/27,901位
※2025年2月1日時点

1ドルを捻出するのも大変なほど資金の管理が難しく、その難易度の高さから意見が賛否に分かれているようです……!

BGGのユーザーレビューや感想

CastleGeorge:9.2/10

『ソルトン・シー』は、小さな箱庭ゲームでも爆発的なゲーム体験を提供できるという私の考えを再確認させてくれた。
このゲームは私のヘビーな挑戦的欲求を満たしてくれるだけでなく、ソロプレイの観点からも、デザイナーは非常に堅実なオートマを作り上げ、私のテーブルへ持ち帰る意欲を引き立ててバランスをとってくれた。
さらに、比較的リーズナブルな価格でありながら、コンポーネントも素晴らしい。デザイナーと出版社に脱帽である。

kankaku11:9/10

とても歯ごたえのある、堅実なユーロゲーム。鉱山会社のボスになった気分。
マルチプレイのソリティアだが、他のプレイヤーとの競争目標があり、他のプレイヤーが市場からそれを手に入れる前に、自分に最も有利な研究カードや契約を手に入れなければならない。
何度プレイしても楽しい。

CampingRamen:9/10

大好きだ!プレイするたびに、どうすればもっと効率的にプレーできるかを教えてくれた『クーパー・アイランド』を思い出すよ。
ただひとつ違うのは、このゲームで改善すべき点がすでにいくつかあることだ!
2Pのゲームとしては最高だと思うし、3Pでもいいかもしれないけど、4Pではプレイしたくないね。

Pozman:6.5/10

良いゲームとは何か?もちろん、それは非常に個人的なものだ。

私がゲームで好きなのは、エンジンを構築できること。つまり、ゲームの初めは苦労するが、ゲームの後半で労力の成果を得ることができる。

だが、このゲームにはそれがないようだ。ゲームの初めと終わりと同じくらい苦労しているように感じる。ほんの少しだけ良いアクションやお金を使って、物事を実現しなければならない。だがモノが壊れ、修理しなければならず、さらにお金を失い、また選択肢が減ってしまう…。

お金にアクションを乗せるというアイデアは新鮮だし、確かにうまくいく。が、そのせいでこのゲームはプレイする楽しみの代わりに、かなり長い、繰り返しの多いゲームになってしまう。

milkweed:6.5/10

全体的にそれほど複雑なゲームではないし、かなり楽しめた。

しかし、お金の効率的な管理があまりにきつく、私の好みからすると罰ゲームすぎるように感じた。報酬や達成感を感じるどころか、常にイライラしていた。
でも、きっと多くの人がこのゲームを気に入ると思うよ。

SNSでの評判や口コミ

『ソルトン・シー』に拡張はある?

『ソルトン・シー』の拡張は現状ありません。

『ソルトン・シー』はBGAやオンラインで遊べる?

残念ながら、現状『ソルトン・シー』はBGAやオンラインで遊ぶことはできません

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