『クアックサルバー ザ・デュエル』ルールやレビューなど総合情報!名作『クアックサルバー』が2人用になって登場

『クアックサルバー ザ・デュエル』の発売日や価格、BGGランキング、『クアックサルバー』との違いなどの総合情報をまとめてお届けしていきます。

目次

『クアックサルバー ザ・デュエル』とは?どんなボードゲーム?

『クアックサルバー ザ・デュエル』は、アークライトゲームズから発売のバッグビルディング×チキンレース

2018年のドイツ年間ゲーム大賞エキスパート部門を受賞した名作『クアックサルバー』を、2人用にアレンジした作品です。

本家は個人戦のプレイ感が強い作品でしたが、デュエルではバチバチの殴り合いに。

妨害行為などプレイヤー間のインタラクションが強く、相手の進捗状況を意識しながら一手一手を考える心理戦が楽しめます。

BGGランキングでも上位の名作『クアックサルバー』が2人用に!
ベースのシステムはそのままに、対人要素がしっかりと楽しめるアレンジがなされています。

発売日や定価など基本情報

『クアックサルバー ザ・デュエル』の発売日は2025年2月7日。価格(定価)は税込4,620円です。

正式名称クアックサルバー ザ・デュエル
(英名:The Quacks of Quedlinburg: The Duel)
メカニクスバックビルディング、チキンレース
発売日2025年2月7日
定価税込4,620円
プレイ人数2人
プレイ時間45~60分
対象年齢10歳以上
ゲームデザイナーヴォルフガング ヴァルシュ(Wolfgang Warsch)
販売メーカーホビージャパン
公式サイトhttps://arclightgames.jp/product/640dcs/
BGG紹介ページhttps://boardgamegeek.com/boardgame/409496/the-quacks-of-quedlinburg-the-duel
ソロプレイは可能?

『クアックサルバー』は2人用のゲームのため、1人でのソロプレイはできません。

『クアックサルバー』ゲームデザイナーのヴォルフガング ヴァルシュさんが他に手掛けた作品は?

『ザ・マインド』

『富士-脱出-』など

『クアックサルバー ザ・デュエル』のルールは?要点をギュッとまとめて紹介!

ルールの要点まとめ
  • 自分の袋から「薬材チップ」を引いて、薬ビンに配置。基本的には好きなだけ引き続けることができるが、「白チップ」の合計値が7を超えてしまったらバースト。
  • 配置したチップに応じて、患者が各プレイヤーの屋台に到達することで治療完了。先に6人の患者を治療したプレイヤーが勝利。
  • 各ラウンドの終わりに、チップの購入が可能。ラウンドが進むほど自分の袋の中のチップが強力になっていく、インフレ感が楽しめる。

ゲームの流れ

引用:BoardGameGeek

ゲームは最大7ラウンドで進行。

各ラウンドでは、プレイヤーは交互に袋からチップを引いて薬ビンに配置していきます。

カラーのチップ(白以外)を3枚配置したら終了となるが、それまでに白チップの合計値が7を超えたらバースト。

いつでも引くのをやめることができるため、白チップの出現度合いに応じて攻めるかどうか判断していきましょう。

もしバーストしてしまったら?

・そのラウンドでの配置フェイズ即座に終了
・この後紹介する「患者の移動」ができない
・ゴールドの半分を失う(端数切り捨て) または患者を相手側に2マス進めるペナルティを受ける

チップを配置したら、配置したチップの数や種類に応じて、患者がプレイヤーの屋台へと前進。

移動距離は、配置した3つのカラーチップの合計値+直前に配置された白チップの数値によって決定します。

例:赤チップ(2)、青チップ(1)、緑チップ(1)+ 白チップ(3)の場合 → 患者は合計7マス前進

ラウンドの終わりには、チップを購入することが可能。

チップは色ごとに「引いた白チップを袋に戻せる」「相手の妨害ができる」など様々な効果があります。

購入したチップはそのまま自分の袋の中に入り、次のラウンドから使えるように。

袋の中のチップが増えることで戦略がより複雑になりつつ、患者をより大きく動かせるようになるインフレ感が楽しめます。

ゲームの終了条件

引用:BoardGameGeek

患者がプレイヤーの屋台へ到達したら治療が完了。
先に6人の患者を治療したプレイヤーが勝利となります。

もし7ラウンド終えた時点で両者とも治療した患者が6人未満の場合は、その時点で治療した患者の多い方が勝利です。

まとめ

『クアックサルバー ザ・デュエル』は、「チキンレース × バックビルディング」を戦略的に考えるゲームです。

  • どこまでチップを引くか? → バーストのリスクと患者の移動効率のバランスを取る。
  • どのチップを購入するか? → 将来の展開を見据えた収入と投資の選択。

この2つの要素を考えながら、相手より多くの患者を治療していきましょう!

本家『クアックサルバー』ではスコアを競い合いますが、デュエル版では「患者」を綱引きのように早く手元に連れてくるゲームに。
チップによる妨害も可能で、スピードを競うバチバチした展開が楽しめます!

【以下公式サイトより引用】

2018年のドイツ年間ゲーム大賞エキスパート部門受賞作の『クアックサルバー』を2人用にアレンジした一作です。
9色ある薬材をうまく使い、患者を綱引き方式で自分のテントに誘導し、時には相手に直接作用する効果も使用して、相手より多くの患者を治療することを目指します。

各ラウンドでは、自分の薬袋を作る「バッグ・ビルディング」を行い、そこからランダムに薬材(チップ)を引いて、「薬づくり」を行います。ただしリスクのある薬材を引きすぎると、薬ビンがバーストする危険もあります。バーストするかしないかのチキンレースの要素が勝敗を分けます。

患者を手固く進ませるか、それともリスク承知で一気にゴールさせるのか、その判断が本作デュエルの一番楽しく、そして盛り上がるところです。

『クアックサルバー ザ・デュエル』は面白い?つまらない?評価やレビューを紹介

ボードゲーム愛好者のためのレビュー&データベースサイト「BGG(BoardGameGeek)」での評価やレビューについて紹介していきます。

BGGの評価点数とランキング

評価ランキング
7.5点/10点4,003位/27,900位
※2025年2月2日時点

本家『クアックサルバー』が7.8点の69位なので、デュエル版の方が総合評価は低め。
ただ2人でプレイするのであれば、本作の方がおすすめとの声も多く見受けられます!

BGGのユーザーレビューや感想

BrettFit:8.5/10

本当に気に入ったよ。本家が好きなら、デュエルバージョンでは新しい発見がたくさんあるだろう。

待ち時間は、見ている人が 1 人だけなので、悪いことではない (対戦相手が3枚のチップを引いている30~60秒間ですでに退屈している場合は、ドーパミンのデトックスを検討したほうがいいだろう)。
他の人が何をしているのか、次のドローに向けて一緒に興奮しているのを見ることができる。これは、ほとんどがソロ体験であるオリジナルの『クアックサルバー』で欠けているものだ。

mnemonicuz:8/10

素晴らしいデュエルバージョンのゲーム。交代でプレイするので、ゲームは少し長くなる。
でもとても楽しい。デッキ構築がさらに楽しくなる。

Piet13:6/10

第一印象は良かった。面白いメカニクスを組み合わせた、オリジナルゲームの2人用ゲーム化としては良い出来だと思う。しかし、(少なくとも我々にとっては)ゲームの楽しみを奪ういくつかの問題がある。

・最も重要なのは、様々な材料がありバラエティに富んでいるように見えるが(セットも様々)、その多くは似たり寄ったりで、あまりエキサイティングではない。何回かプレイすると、バッグビルディング要素(ゲームの核心)は、他のバッグ/デッキビルダーと同じように興奮しなくなる。


・特にゲーム序盤では、白の材料がゲームに大きな影響を与える。私たちの4試合のうち2試合では、早いラウンドの最初のターンで白の材料が(ほとんど)1つしかないプレイヤーがいて、そのプレイヤーは1ラウンドを棒に振った。それは面白くない。


・それを踏まえて、追いつくのは難しい。だから1人のプレイヤーが先手を取ると、もう1人のプレイヤーはとても苦しくなる。リードしているプレイヤーが勝つのは時間の問題だ。


・ルールはもっとよくできたはずだ。いくつかの状況はうまく説明されていない。また、ラウンドごとに誰が最初になるかは毎回違うので、常に調べなければならない。

全体として、ゲームはまあまあだが、あまり楽しめない。もっといいバッグビルディングゲームや、もっといい2人用(デッキビルディング)ゲームがあると思うので、そちらをプレイしたい。

SNSでの評判や口コミ

『クアックサルバー ザ・デュエル』に拡張はある?

『クアックサルバー ザ・デュエル』の拡張は現状ありません。

『クアックサルバー ザ・デュエル』はBGAやオンラインで遊べる?

残念ながら、現状『クアックサルバー ザ・デュエル』はBGAやオンラインで遊ぶことはできません

本家『クアックサルバー』であれば、「TABLETOPIA(テーブルトピア)」にてオンラインプレイが可能です!

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