『フィンカ』ルールやレビューなど総合情報!マンカラ式に食材を集めていく、名作セットコレクション

『フィンカ』の発売日や価格、BGG評価ランキング、BGAの対応有無などの総合情報をまとめてお届けしていきます。

目次

『フィンカ』とは?どんなボードゲーム?

引用:BoardGameGeek

『フィンカ』は、アークライトゲームズから発売のセットコレクション

2009年度ドイツゲーム大賞にもノミネートされた同タイトルを、アートを大幅にリニューアル&プレイ人数を増やした新バージョンです。

ゲームの舞台は、地中海に浮かぶリゾート地であるスペインのマヨルカ島。

プレイヤーは農民となり、イチジク・アーモンド・魚などの食料を集めて各地域へ配達していきます。

特徴的なのが、風車の羽の形をしたボード上でコマを移動させていくこと。

同じ羽に乗っているプレイヤーの数だけ移動距離や食料の獲得量が増えるため、他プレイヤーとの読み合いや状況把握が重要なゲームです。

マンカラ・ロンデル系の名作ボードゲーム!
ルールもかなりシンプルなので、初心者や子供でも楽しめる作品です!

発売日や定価など基本情報

引用:BoardGameGeek

『フィンカ』の発売日は2025年4月25日。価格(定価)は税込4,950円です。

正式名称フィンカ
(英名:Finca)
ジャンル・メカニクスセットコレクション、ロンデル、マンカラ
発売日2025年4月25日
定価税込4,950円
プレイ人数2~5人
プレイ時間45分
対象年齢10歳以上
ゲームデザイナーヴォルフガング・ゼントカー(Wolfgang Sentker)、ラルフ・ツァー・リンデ(Ralf zur Linde)
販売メーカーアークライトゲームズ
公式サイトhttps://arclightgames.jp/product/864hcf/
BGG紹介ページhttps://boardgamegeek.com/boardgame/40628/finca
ベストなプレイ人数は何人?

BGGによると、『フィンカ』のベストなプレイ人数は2人となっています。最大数5人でのプレイは、あまりオススメされていないようです。

ソロプレイは可能?

『フィンカ』は2~5人用のゲームのため、1人でのソロプレイはできません。

『フィンカ』のゲームデザイナーが他に手掛けた作品は?

◆2人共同で手掛けた作品
『アニマルオンボード』

◆ヴォルフガング・ゼントカーさんの代表作
その他はBGGに登録なし

◆ラルフ・ツァー・リンデさんの代表作
『ペルガモン』

『ディズル』など

『フィンカ』のルールは?公式情報をベースに要点を紹介

引用:BoardGameGeek
ルールの要点まとめ
  • ゲームの目的は、勝利点を最も多く集めること。イチジク・アーモンド・魚などの食料を集め、各地域へ配達することで勝利点を獲得できる。
  • 自分の農民コマを風車の羽の上に配置し、時計回りに移動させることで食料を獲得。出発の際は同じ場所にいるコマが多いほど移動距離が増加し、到着先に他のコマが止まっていると獲得数が増加する。
  • コマが特定のエリアを通過すると「ロバ車」を獲得。ロバ車を使用することで、集めた食料を各地へ配達が可能。それぞれ地域ごとに注文リクエストが異なり、ピッタリ届けられると配達完了となる。
  • 食料やロバ車がサプライから枯渇してしまうと、全員持っているやつを全て返却しなければならない。集めた食料はいつまでも持っているのではなく、タイミングを見極めて配達していこう。
マンカラのような要領でコマが移動していく。どのコマを動かすのか、他プレイヤーの位置に応じて考えよう。(引用:BoardGameGeek
リクエストにピッタリな食料を納品できれば、配達完了。(引用:BoardGameGeek

【以下公式サイトより引用】

地中海に浮かぶリゾート地、スペインのマヨルカ島を舞台にした名作が、アートを大幅にリニューアル&プレイ人数を増やして再登場!
2009年度ドイツゲーム大賞にもノミネートされた、シンプルで遊びやすいセットコレクションゲームです。

本作では、農夫コマを風車の上で移動させることで様々な食料やロバ車を手に入れます。特徴的なのは、マスを移動できる数や、獲得できる食料の数が、各プレイヤーのコマの配置で決まること!なお、食料やロバ車が枯渇したときは、全てのプレイヤーがそれらを手放すことになるので、最適なタイミングを見極めて各地に配達しましょう。
配達が完了したエリアには「フィンカコマ」が置かれていき、全てのフィンカコマが配置されるとゲームが終了となります。

ゲームに慣れてきたら、追加アクションができるようになる「アクションタイル」や、ゲームに先取りの要素が追加される「ボーナスタイル」の、2種類のミニ拡張も混ぜて上級ゲームを楽しみましょう!

「サプライが枯渇しまったら、その食料を全員サプライに返さければいけない」というスリル感がGOOD!
自分が持っている食料が少ない場合は、あえて枯渇させるといった戦略も有効そうですね!

『フィンカ』は面白い?つまらない?評価やレビューを紹介

ボードゲーム愛好者のためのレビュー&データベースサイト「BGG(BoardGameGeek)」での評価やレビューについて紹介していきます。

BGGの評価点数とランキング

評価ランキング
7.1点/10点868位/28,238位
※2025年4月14日時点

シンプルながらも奥深さを兼ね備えている部分が高評価!
ただプレイ人数に関しては色々と議論されており、2人プレイを推奨する意見が多く見受けられます。

BGGのユーザーレビューや感想

Traquan:9/10

非常に優れた軽/中量級のゲーム。2~4人でプレイすると大ヒットし、家族やゲームをしない友人にも勧めやすいゲームだ。
色とりどりのフルーツや、ロンデルのミニゲームが面白いし、フルーツを届けるときのセットコレクションも楽しい。誰とでも遊べて、自分も楽しめるゲームがあるのは嬉しい。
唯一気に入らないのは、ゲーム終了の仕組み(他のプレイヤーに最終ターンがない)。プレイヤー数が少ないと影響はそこまでないため、このゲームは2人でプレイするのが一番だ。

fearoffours:9/10

何度も繰り返し遊べる要素、美しいデザイン、そしてロンデルによる素晴らしさインタラクション。配達ゲームなら、このゲームと『サンティアーゴ・デ・クーバ』に勝るものはない(電車マニアでなければ)。
2人でも4人でも楽しめる。8歳くらいの子供(集中力があればもっと小さい子でも)でも遊べる。
たくさんの決断、わずかな運、対戦相手をブロックしたり助けたりするチャンス、美しいコンポーネント、フレンドリーで押し付けがましくないテーマ。本当に大好きだ。

mofo83:8.3/10

どうしてこんなにこのゲームが好きになれるのか、想像もつかなかった。ただ45分間、ロンデルの上でミープルを動かしてフルーツを集めるだけなのに!?なのに…デザインがめちゃくちゃ良くて、好きにならずにはいられない。

プレイ時間は限られているが、私にとってはトップ5かトップ10に入るゲームだと思う。シンプルなルールとターン構成のおかげで、とてもカジュアルな雰囲気で誰でも数分で始められるのに、じっくりプレイすることで「ゲーマー」も満足できるという、なかなか珍しいゲームだ。

普段は多数決型のゲームは好きではない。常に状況を把握しなければならないのが面倒なんだ。でも、このゲームのターンはとてもシンプルなので、多数決の部分を楽しむ余裕ができた!
さらに、どのオーダーを完了するかと、どのフィンカ/得点タイルで得点を獲得するかのバランスを取ったり、ミープルを特定の場所に移動させた場合の影響を考えたり、非常に限られた資源によって生じるギリギリの感覚、適切な山札を枯渇させる「競争」など… これも素晴らしいデザインの一例。大好き!

happyjosiah:5/10

『フィンカ』をプレイした唯一の経験は5人プレイだったのだが、後になって5人プレイは一般的に推奨されないことを知った。オリジナル版では最大4人プレイが可能だったが(それでも多すぎると感じる人が多かった模様)、新版でプレイ人数がさらに増えているのは少し不可解。
フィンカは基本的にアブストラクトなゲームで、ランダム性はほとんどない。しかし、各プレイヤーの単純なターンが選択肢を大きく変えるため、プレイヤーが3人以上になるとカオスに感じるという人もいる。私もそう思う。

ゲームの目的は、さまざまな資源を集め、それを得点に換えることだ。交換可能な資源は表向きのタイルに記載されており(例:イチジク3個とレモン2個で5点)、このタイルがこのゲームの唯一のランダム要素となる。とはいえ、各資源は他の資源と同じように希少であり、交換レートは量や質に関係なく、常に1つの資源で1ポイント。このデザインの選択はバランスが取れているかもしれないが、決して面白くはない。

さらに興味深いのは、これらの資源を集める方法である。マンカラにインスパイアされたシステムを使い、円形の道を移動するコマを1つ選ぶ。開始位置のマスにあるコマの数が、移動しなければならないマスの数。着地したマスにあるコマの数が、獲得できる資源の数(移動先のマスも、獲得できる資源の種類を示している)。
すべての資源は実質的に1点の価値があり、交換オプションも急速に変化するため、「最も多くの資源を獲得できるもの」以外の行動を取る動機はほとんどない。それが1つだけの場合もあるし、6つ得られる場合もあるかもしれない。そしてこのようなばらつきは、プレイヤー数が多いほどひどくなる。

他にも、各資源の種類を最も多く提供したプレイヤーにボーナスポイントが与えられるなど、デザインには細かな工夫が凝らされている。しかし、これらは「金持ちがさらに金持ちになる」という問題を引き起こしやすく、多くの資源を集めて交換できた幸運なプレイヤー、つまり既にリードしているプレイヤーに報酬を与えることとなる。
『フィンカ』は長いゲームではないが、45分というプレイ時間は、重要な判断を下す機会の少なさを考えると、やはり長すぎる。

2人でプレイした場合は、単に「最も多くの資源を取る」ことが意味をなさない状況も予想される。しかし、プレイヤーが1人増えるごとにカオスとなっていき、ゲーム性は劇的に悪化する。
少なくとも今のところ、このゲームに再挑戦する気はあまりないが、再挑戦するとしたらプレイヤー数が2人か3人のときだろう。それ以上の人数では、この評価はさらに低くなるだろう。

SNSでの評判や口コミ

『フィンカ』に拡張はある?

海外で発売の拡張『エルラズール』。(引用:BoardGameGeek

今回発売される『フィンカ』には、「アクションタイル」と「ボーナスタイル」を追加する2種類のミニ拡張が同梱されています。

ちなみに海外では、『エルラズール』という拡張も販売されています。

『フィンカ』はBGAやオンラインで遊べる?

『フィンカ』はBGAにてプレイすることが可能です。(リンク

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