『モダンアート』ルールやレビューなど総合情報!巨匠クニツィアさんが手掛ける、名作競りゲーム

『モダンアート』の発売日や価格、BGG評価ランキング、BGAの対応有無などの総合情報をまとめてお届けしていきます。

目次

『モダンアート』とは?どんなボードゲーム?

引用:Amazon

『モダンアート』は、ニューゲームズオーダーから発売の競りゲーム

ボードゲーム界の巨匠・クニツィアさんが手掛け、5人の画家の絵画を競り落としていく作品です。

注目すべきは、多彩な競りの形式が楽しめること絵画の価値が人気度に応じて変動すること
オークション対象の絵画に応じて、「公開競り」「入札」「指し値」など違った競りの形式が展開。

さらにその価値は、”人気=多く売れている画家ほど高くなる”ため、どのタイミングで入札・出品するかの判断も重要となります。

巨匠・クニツィアさんの代表作!
競りゲームの金字塔作品でもあり、ボードゲーム初心者でも楽しめるゲームとなっています!

発売日や定価など基本情報

引用:BoardGameGeek

『モダンアート』の発売日は2014年10月。価格(定価)は、現在発売されている2025年版では税込2,200円です。

正式名称モダンアート
(英名:Modern Art)
ジャンル・メカニクス競り、ハンドマネジメント
発売日2014年10月
定価税込2,200円
プレイ人数3~5人
プレイ時間45~60分
対象年齢10歳以上
ゲームデザイナーライナー・クニツィア(Reiner Knizia)
販売メーカーニューゲームズオーダー
公式サイトhttps://www.newgamesorder.jp/games/modernart
BGG紹介ページhttps://boardgamegeek.com/boardgame/118/modern-art
ベストなプレイ人数は何人?

BGGによると、『モダンアート』のベストなプレイ人数は4~5人となっています。ただ3人プレイもオススメされているので、人数はあまり気にしなくて良さそうです。

ソロプレイは可能?

『モダンアート』は3~5人用のゲームのため、1人でのソロプレイはできません。

『モダンアート』ゲームデザイナーのライナー・クニツィアさんが他に手掛けた作品は?

『ラー』
『エルドラドを探して』

『チグリス・ユーフラテス』など

『モダンアート』のルールは?公式情報をベースに要点を紹介

引用:BoardGameGeek
ルールの要点まとめ
  • 手札の絵画をオークションで売りさばいたり、高騰すると見込んだ絵画を買い付けたりして、より多くの稼ぎを得ることを競っていく。4ラウンド行い、最終的に所持金額が1番多いプレイヤーが勝利。
  • 競売人(親)のプレイヤーは、手札の絵画の中から1枚を出品。その絵画に書かれたアイコンに応じて「公開競り」「入札」「指し値」など様々な形式の競りを全員で行っていく。
  • 競り落とした人は、競売人(親)に金額を支払う。もし競売人(親)自身が競り落とした場合は、金額をサプライに支払う。
  • ラウンド中に同じ画家の5枚目の絵が出品された瞬間、ラウンド終了。獲得した絵画の換金を行い、ラウンド中に多く出品された画家の絵画ほど高い値が付く。
競りの種類詳細
①公開競り競売人を含む全てのプレイヤーが、口々に金額を叫んで値段を上げていく。最高値を提示したプレイヤーが絵画を落札する。
②一声競売人の左隣のプレイヤーから値を提示していく。時計回りに1周だけ行い、最高値を提示したプレイヤーが絵画を落札する。
③入札競売人を含む全員が、自分の付ける競り値の分のコインを手に握って中央に出す。同時に手を開き、最高値を提示したプレイヤーが絵画を落札する。
④指し値競売人が、出した絵画の値段を決めて宣言。その値段で買うかどうか時計回りに聞いていき、買うと判断したプレイヤーがいたら購入する。誰も購入しない場合は、競売人が買わなければならない。
⑤ダブルオークションこのカードを出した場合、競売人は続けてもう1枚カードを出す。2枚セットでのオークションとなり、形式は2枚目に出したカードの形式に従う。
それぞれの絵画カードの四隅に描かれたアイコンに応じて、オークションの形式が決まる。(引用:Amazon
人気の画家から順番に「3万ドル」「2万ドル」「1万ドル」の値が付く。付いた金額はラウンドをまたいで累積していくので、ラウンドが進むほど1枚あたりの金額は高くなっていく。(引用:BoardGameGeek

各自の所持金額が見えないので、最後まで勝敗が分からないのもポイント!
絵画を出品することでもお金が手に入るので、人気の画家の絵画を出品して値段を吊り上げることができれば、絵画を競り落とさずとも大金を稼ぐことができます!

『モダンアート』は面白い?つまらない?評価やレビューを紹介

ボードゲーム愛好者のためのレビュー&データベースサイト「BGG(BoardGameGeek)」での評価やレビューについて紹介していきます。

BGGの評価点数とランキング

評価ランキング
7.5点/10点218位/28,356位
※2025年4月30日時点

クニツィアさんの代表作ということもあり、全体的に高評価!
ルールもシンプルなので、ボードゲーム初心者にもオススメできそうです。

BGGのユーザーレビューや感想

The Pirates:10/10

今もなお傑作であり、これからもずっとそうあり続けるだろう。4人or5人のプレイヤーが参加する『モダンアート』は、最高のゲーム体験の一つであり、何度も繰り返し楽しめる。
争いがなくインタラクティブで、解決不可能で、ダウンタイムがなく、対戦相手の予測不可能性から最大限の恩恵を受けながら、このゲームは常に笑顔を生み出す。
アート作品を売り込むのも楽しいが、安く買って大金持ちになるのも楽しい。ゲームプレイがとても楽しいので、順位は二の次だ。

Spalaczky:10/10

最初から最後まで「これは天才的!」と叫び続けたゲームだ。初めてこのゲームを知った時は、種類が多すぎて分かりにくいオークションゲームだろうと思った。
しかし、このゲームが現代の消費主義をいかに完璧に再現しているかには気づいていなかった。誰もが流行りものには目もくれず手を出すが、人気が落ちた途端に誰も気にしなくなり、無価値になってしまう。
このゲームの醍醐味の一つは、オークションで数回しか落札できなかったにもかかわらず、一度だけ勝てたこと。皆が夢中になりすぎて、私は傍観者で大儲けしていたのだ。

gr9yfox:10/10

ライナー・クニツィアによるオークションのマスタークラス。このゲームでは4種類のオークションが使用され、それらをいつ使うかが成功の鍵となる。
ルールは一見シンプルだが、プレイヤーの選択の幅が広がり、非常に興味深い展開を見せる。
しかし、このゲームの真髄はオークションではなく、スコアシステムにある。画家の人気によって絵画の価値が変動し、それが時間の経過とともにどのように変化していくかは実に巧妙だ。
これまでプレイしたオークションゲームの中で、間違いなく最高のゲーム。
面白いことに、プレイすればするほど好きになっていく!

Trevor03:6/10

悪くないゲームだが、『チャイナタウン』と似たような(雰囲気は違うが、批判は似ている)、ある意味時代遅れな感じがしてしまう。
配られるカードは他の人との相性で運に左右され、ゲームは少し長引く傾向があり、最終ラウンドになるとカードの価値がほぼ計算可能になるため、非常に数学的なゲームになる。
手札管理ゲームという側面もありますが、状況を最大限に活用できる最高のカードが配られないこともある。また、ゲーム展開は毎ゲームほぼ同じだ。
嫌いではないが、『ラー』『メディチ』『フォーセール』など、他のオークションゲームの方が好きかもしれない。

RPardoe:6/10

意外にも、この入札/オークションゲームは大好き。肝心なのは、このゲームは入札/オークションだけなので、ゲームの核となる部分から気をそらす要素が他にないということだ。
大好きなゲームではあるが、絵画の価値を理解し、いくら入札すればいいのかを理解するには時間がかかる。私はこのゲームで高額入札してしまう癖があり、毎ラウンド良い収入は得られるものの、結局すべて使い果たしてしまい、結果として資金がなかなか増えない。
プレイすれば上達すると思っているが、最初はイライラするかもしれない。この学習曲線に備えていない人がこのゲームをプレイすると、後味の悪い思いをさせ、プレイを諦めてしまうかもしれないだろう。

SNSでの評判や口コミ

『モダンアート』に拡張はある?

『モダンアート』の拡張は現状ありません。

ただ、海外を中心に様々なバージョン違いが登場しています。

韓国で発売の豪華版。日本語版では架空の絵画だったが、こちらでは『モナリザ』など実際の絵画が登場する。(引用:BoardGameGeek
日本でも、かつてオインクゲームズから発売されていた。(引用:オインクゲームズ

『モダンアート』はBGAやオンラインで遊べる?

残念ながら、現状『モダンアート』はBGAやオンラインで遊ぶことはできません

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