『ルシアー』ルールやレビューなど総合情報!西欧クラシック音楽の全盛期で、最高の楽器を作り上げるワーカープレイスメント

『ルシアー』の発売日や価格、BGG評価ランキング、BGAの対応有無などの総合情報をまとめてお届けしていきます。

目次

『ルシアー』とは?どんなボードゲーム?

引用:BoardGameGeek

『ルシアー -楽器作りの技-』は、Engamesから発売のワーカープレイスメント

プレイヤーは楽器職人の一族となり、楽器を製作したりパトロンからの要望に応えたりして名声を獲得していきます。

ゲームのポイントは、ワーカーの「技能値」で行動順が決まる、競りのようなプレイ感を併せ持っていること

通常のワーカープレイスメントでは「先に置いた者勝ち」ですが、本作では違います。
同じ場所に複数のワーカーが派遣された場合は、技能値の高いワーカーが優先して行動。
ただ早く置くだけでは勝てず、「どの職人をどこに送るか」の質で勝負する計画性が面白い作品です。

コンポーネントや世界観の完成度も見事な一作!
モーツァルトやベートーヴェンなど歴史上の作曲家も登場し、クラシック音楽に造詣が深い人はより一層楽しめる作品です!

発売日や定価など基本情報

【公式プロモーションビデオ】ルシアー -楽器作りの技- 日本語版(Luthier)

『ルシアー』の発売日は2025年11月28日。価格(定価)は税込14,300円です。

正式名称ルシアー -楽器作りの技-
(英名:Luthier)
メカニクスワーカープレイスメント、競り
発売日2025年11月28日
定価税込14,300円
プレイ人数1~4人
プレイ時間90~150分
対象年齢14歳以上
ゲームデザイナーデイヴ・ベック(Dave Beck)
エイブ・バーソン(Abe Burson)
販売メーカーEngames
公式サイトhttps://www.engames-s.com/product/3842
BGG紹介ページhttps://boardgamegeek.com/boardgame/371330/luthier
ベストなプレイ人数は何人?

BGGによると、『ルシアー』のベストなプレイ人数は3人となっています。ただ、その他の人数もオススメされているので、あまり人数は気にしなくて良さそうです。

ソロプレイは可能?

『ルシアー』は、1人でのソロプレイにも対応しています。

『ルシアー』のゲームデザイナーが他に手掛けた作品は?

◆デイヴ・ベックさんの代表作
『蒸留』

◆エイブ・バーソンさんの代表作
『Master of the Elements』
『Spectra Forma』

『ルシアー』のルールは?要点をギュッとまとめて紹介!

引用:BoardGameGeek
ルールの要点まとめ
  • プレイヤーは楽器職人の一族となり、楽器製作やパトロンの支援によって名声を獲得。
    全6ラウンド行い、終了時に最も多くの名声(勝利点)を得たプレイヤーが勝者となる。
  • 各ラウンドのはじめに、プレイヤーは好きなエリアに「職人チップ」を裏向きで配置。
    職人チップには「技能値」が設定されており、同じエリアに複数のプレイヤーが配置した場合は、技能値の高いプレイヤーが先にアクションを行える。
  • アクションは「素材の獲得」「設計図の入手」「楽器の製作」「演奏」「パトロンの獲得」など様々。
    楽器製作で完成した楽器はオーケストラに配置され、演奏時に追加の報酬をもたらすことがある。
  • 強力な支援者「パトロン」は、依頼条件を一定ラウンド内に満たさないと支援を失ってしまう。
    逆に要求をすべて満たすことができれば、永続的な特殊能力を獲得することができる。
  • 複数のトラックも用意されており、トラックを進めることでスキル向上や特殊能力の獲得が可能。
    豊富な選択肢の中から何を重視するか、勝利への様々なルートが用意されている。
ワーカーは裏向きで好きなエリアに配置。全員が配置を終えたら表にして、各エリアごとに最も「技能値」の高いワーカーを配置したプレイヤーからアクションを実行できる。(引用:BoardGameGeek
ヴァイオリンやトランペットなど様々な楽器を製作。楽器は「粗削り」と「仕上げ」の2段階の工程を経て完成する。(引用:BoardGameGeek
完成した楽器はオーケストラに配置。どんどん駒が置かれて賑やかになっていく。(引用:BoardGameGeek
支援してくれるパトロンには「パッヘルベル」や「ヴィヴァルディ」など実在の作曲家等が多数登場。(引用:BoardGameGeek

資源を集め、パトロンをもてなしながら、楽器を仕上げていく。
どれも無機質な作業ではなく、行動のひとつひとつが西欧クラシック世界に紐づいており、テーマ性の非常に強い作品です!

『ルシアー』は面白い?つまらない?評価やレビューを紹介

ボードゲーム愛好者のためのレビュー&データベースサイト「BGG(BoardGameGeek)」での評価やレビューについて紹介していきます。

BGGの評価点数とランキング

評価8.3点/10
ランキング1,805位/29,421位
難易度・重さ3.84/5
※2025年11月4日時点

8.0点以上はかなりの高評価!
システム部分はもちろん、西欧クラシック音楽の世界観の再現度にも絶賛の声が集まっています!

BGGのユーザーレビューや感想

stringripper:10/10

本当に素晴らしいゲームで、新しいお気に入り作品。素晴らしいテーマ設定が、没入感を高めている。
隠された優先順位のワーカー配置が非常に面白い。3人または4人プレイでは特に面白いが、プレイヤー間のインタラクションがやや少ない2人プレイでも充分に優れている。

lordvoldemort:9/10

このゲームの制作陣のクオリティは実に素晴らしい。
ワーカープレイスメントゲームで、ワーカーが強いほど先攻を取れ、移動時に追加の利益を得ることが可能。作曲家のために楽器を作ったり、修理したり、演奏を指揮したりと、様々な方法でスコアを獲得できる。
やや重めだが、非常に楽しいゲーム。価格は高め。

IceCat88:9/10

テーマもメカニズムもどれも素晴らしい。歴史上のパトロンや家系も大好きだ。
10点満点をつけれなかった唯一の理由は、ゲーム時間が長すぎること。ただ、デザイン面でそれを短縮する方法が見当たらないので、愛し続けるつもりだ。

adamw:6/10

確かに美しく、テーマも素晴らしい。しかし、メカニズム(共有目標、中央オーケストラエリアの複雑な得点システム、トラック、ダイスロール)が過剰に詰め込まれており、アクションの数やバリエーションも相まり圧倒され、時に雑然とした印象を与えてしまう。人によっては、このゲームを攻略するのは難しいだろう。

また、隠れた数値での入札というメカニズムも好ましくない。これによりラウンド全体が台無しになる可能性があり、非常に嫌な気分になるが、それは自分のせいではない。
確かに緩和策として小さな譲歩が与えられるが、それらが自身の意図からかけ離れているため、これもまた不愉快に感じられる。総じて、私にとっては向かないゲームだ。

marklcmlsc:6/10

ユニークで楽しいテーマのワーカープレイスメント/クローズド入札ゲーム。プレイ自体は楽しめたし、コンポーネントの質も最高級だが、ワーカープレイスメントの仕組みとしては私の好みではない。

ワーカープレイスメントとシークレット入札を組み合わせた結果、他のプレイヤーに上回られてターンが最適化されない可能性がある。しかしワーカーは既に配置済みなので、劣った代替行動を取るしかなくなる。私は「入札で負けてもターンを無駄にしないよう事前に計画する」という姿勢でプレイしている。そうでなければ、各プレイヤーのターン中に何度も計画を練り直す必要が生じ、アクション不能状態が多発するだろう。

SNSでの評判や口コミ

『ルシアー』に拡張はある?

『ルシアー』の拡張は現状ありません。

『ルシアー』はBGAやオンラインで遊べる?

『ルシアー』は「TABLETOPIA(テーブルトピア)」にて、オンラインでプレイすることができます。

BGAでは、プレイすることができません。

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