『アルナックの失われし遺跡』の発売日や価格、BGGランキング、BGAの対応有無などの総合情報をまとめてお届けしていきます。
『アルナックの失われし遺跡』とは?どんなボードゲーム?

『アルナックの失われし遺跡』は、ホビージャパンから発売のデッキ構築×ワーカープレイスメント。
考古学者となり、守護者が存在する未知の島「アルナック」を探検していきます。
ゲームのポイントは、デッキ構築とワーカープレイスメントを融合したシステム。
探検に必要なカードを獲得しながら、自分のワーカーを探検へ送り込み、リソースを獲得してアクションを実行します。
限られたワーカーをどこに派遣するか、どのカードを獲得・使用するかの判断が重要となり、リソース管理と効率的なプレイングが求められる作品です。

BGGでの評価も高く、ボードゲーム好きなら絶対にプレイしたい一作!
単体でプレイしても面白いですが、拡張を入れるとさらに化けます……!
発売日や定価など基本情報


『アルナックの失われし遺跡』の発売日は2021年2月。価格(定価)は税込7,700円です。
正式名称 | アルナックの失われし遺跡 (英名:Lost Ruins of Arnak) |
---|---|
ジャンル・メカニクス | デッキ構築、ワーカープレイスメント、リソースマネジメント |
発売日 | 2021年2月 |
定価 | 税込7,700円 |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | プレイ人数×30分 |
対象年齢 | 12歳以上 |
ゲームデザイナー | エルウェン(Elwen)、ミーン(Mín) |
販売メーカー | ホビージャパン |
公式サイト | https://hobbyjapan.games/arnak/ |
BGG紹介ページ | https://boardgamegeek.com/boardgame/312484/lost-ruins-of-arnak |
『アルナックの失われし遺跡』のルールは?要点をギュッとまとめて紹介!
- 自分のターンでは「探検」や「研究」などのメインアクション1つを実行。
- 新たな場所を探検すると、守護者が襲来。ラウンド中に撃退できないと、ペナルティを受けることに。
- 手札のカードは、カード効果or探検のコストのどちらかに使用可能。使いどころを考えながら、より強力なカードを集めてデッキを強くしていこう。
ゲームの目的


プレイヤーは考古学者となり、未踏の島・アルナックを探検。
遺跡の調査、貴重なアイテムや遺物の発見、ガーディアンの討伐、研究を進めることで得点を獲得します。
ゲーム終了時に、最も多くの得点を持つプレイヤーが勝者となります。
ゲームの流れ


ゲームは全5ラウンド。
自分のターンが来たら、下記のメインアクションから1つ選んで実行していきます。
メインアクションを実行できないorしたくない場合には、パスを選択。
プレイヤー全員がパスをしたら、次のラウンドへ進行します。
アクション | 詳細 |
---|---|
既存場所の探検 | 移動コストを支払い、すでに開拓されている場所を探検する |
新たな場所の探検 | より多くのコストを支払い、未開拓の場所を探検。その場所には守護者がやってくる |
守護者の撃退 | 必要なコストを支払い、守護者を撃退する |
カードの購入 | 場に並んでいるアイテムや遺物を購入する |
カードのプレイ | 手札のカードをプレイして効果を発動する |
研究 | コストを支払い、研究トラックを進める |
探検


上記の中で、1番基本となるのが「探検」アクション。
ワーカーを配置することで、配置した場所に応じた資源を手に入れることができます。
ただし移動コストとして、配置先の場所に応じたアイコンのカードを手札から捨てなければなりません。
各カードにはそれぞれ効果もありますが、捨ててしまうと使えないことに。
「このカードの効果は今あまり必要ではないから移動コストに使っちゃおう」といった具合に、どのカードを移動コストとして捨てるのか、取捨選択をしっかり考えていきましょう。



基本となる探検アクションですが、なんと本作では各プレイヤーごとに用意されたワーカーは、たったの2つのみ。
ラウンドごとに原則2回しか実行できない、かなり貴重なアクションなのです。
そのため慎重にいきたいところですが、各場所への配置は早いもの勝ち。
他のプレイヤーに先に置かれてしまうと選択肢が狭まってしまうので、慎重かつ大胆な使い方が求められます!


また、ゲーム開始時には“未開拓の場所”も多く存在。
追加の移動コストを支払うことで、新たな場所を開拓して探索することも可能です。
当然多くの報酬がもらえるのですが、同時に新たに開拓した場所には守護者が襲来することに。
ラウンド終了時までに、守護者に書かれた資源を支払って撃退することができないと、ペナルティを受けてしまうので注意しましょう。



守護者を撃退すると資源等のボーナスのほかに、勝利点もゲット!
この守護者討伐の勝利点を積み重ねることが非常に重要となるので、どんどん場所を開拓していきましょう!
デッキ構築


メインアクションの1つとして、場に並んだカードを購入することができます。
カードには大きく「アイテム」と「遺物」の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。
アイテム | 基本的にはノーコストで発動可能。購入したら、自分のデッキの1番下に置かれる。 |
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遺物 | 石板トークンを支払うことで発動可能。ただし、購入時にはノーコストですぐに使用できる。 |
本ゲームでは『ドミニオン』などと同様に、毎ラウンド開始時に手札が5枚になるよう補充します。
初期カードのみだと後半かなりパワー不足となってしまうので、適宜カードを購入しながら強力なデッキを作り上げていきましょう。



カードにも勝利点がついているので、カードを買えば買うだけ勝利点も伸びていきます!
研究


メインアクションの1つとして、「研究トラック」を進めることもできます。
途中でルートが分かれているので、持っている資源に応じたルートでトラックを進めていきましょう。
トラックの進行度に応じて大量の勝利点が手に入るだけでなく、道中では様々な資源をゲット可能。
また、一定まで進行すると「助手」を雇うことができ、「特定の資源を得る」などのフリーアクションを毎ラウンド行えるようになります。
ゲームの終了条件
各プレイヤーが順番に手番を行っていき、全員がパスをしたらラウンドが終了。
全5ラウンドを終えたら、すぐに得点計算をします。
倒した守護者や研究トラックなどによる勝利点を計算して、最も高いプレイヤーが勝者となります。
まとめ


『アルナックの失われし遺跡』は、「遺跡の探検 × デッキ構築 × 研究の進行」を戦略的に考えるゲームです。
- どこを探検するか? → 新たな遺跡を発見してリソースを獲得。ただし、強力な守護者の存在に注意。
- どのカードを獲得するか? → アイテムや遺物の効果を見極めて、デッキを強化。効率的な行動を可能にする組み合わせがカギ。
- 研究をどう進めるか? → 進行ルートやタイミングを見極めて、得点とボーナスを最大化。
この3つの要素を考えながら、最も名声を得た探検隊を目指しましょう!
【以下公式サイトより引用】
無人島アルナックで、守護者に立ち向かい、島の秘密を手に入れろ!
三日目 ―― 何もない海を探し続ける実りのない二日間を過ごした後、
きらめく波間にようやく見分けがつく地平線のわずかな影に、
希望の光が差したような気がした。
近づいていくと、鮮やかな赤い鳥が我々の船に向かってきた。
そのさえずり声は、我々を歓迎しているようだ。
航海士は海図をみながら、ここはまちがいなく未知の島だと断言する。
その言葉は、我々全員が密かに共有していた仮説を裏付ける物だった
―― 岩だらけの台地、そして生い茂るジャングル!
―― こここそがアルナックに違いない!
『アルナックの失われし遺跡』で、プレイヤーは島を探検する考古学者の一段として上陸し、「新たな場所を発見」したり、「発掘」したり、「研究」したり、「カードの購入」したり、「カードをプレイ」したり、「守護者の撃退」をするなどのアクションを実行することで勝利目指します。
これらのアクションを行うとき、例えば「発掘」のためには考古学者コマを場所に送り込む必要があり、カードでコストを支払います。
またカードはコストの支払いだけではなく、「カードをプレイ」することでカード効果を得ることにも使用できます。
ゲーム開始時のカードの内容は各プレイヤー共通ですので、新たなカードを購入して自分のデッキを強化していくことも必要となるでしょう!
『アルナックの失われし遺跡』は、デッキビルドとワーカープレイスメントとリソース管理を組み合わせた、探索と発見に満ちたゲームです。
『アルナックの失われし遺跡』は面白い?つまらない?評価やレビューを紹介
ボードゲーム愛好者のためのレビュー&データベースサイト「BGG(BoardGameGeek)」での評価やレビューについて紹介していきます。
BGGの評価点数とランキング
評価 | ランキング |
---|---|
8.1点/10点 | 29位/28,237位 |



ランキングTOP30に食い込んでおり、かなり評価の高い一作!
ゲームシステムはもちろん、『インディ・ジョーンズ』のような世界観も好評なようです!
BGGのユーザーレビューや感想
SNSでの評判や口コミ
『アルナックの失われし遺跡』
— tonjack (@tonjack01206) February 27, 2021
ワカプレ+デッキ構築ゲーで、個人的に好きな要素しかないゲーム。
これは面白い!
リソースの循環が癖になるほどグルグル回る。
タイルのランダム要素たっぷり。
我が家では、リプレイ性が高い作品になりそう。#アルナックの失われし遺跡#ボードゲーム pic.twitter.com/S6M0MEkev3
アルナックの失われし遺跡
— 🅰Ⓜ🅾 (@katsumoku3) March 29, 2023
アップグレード盛り盛りの豪華版で初ナック!お陰で没入感も増し増し😊
方位磁針ちゃんと針が動く…!
DUNE系って聞いてたけどカードの使い方も自由が効いててプレイ感全然違った。探索、戦闘、資源管理に研究トラックと、苦しさは程々に冒険してる感あって楽しいー! pic.twitter.com/Fn9ucRiHpY
最近遊んだゲーム、アルナックの失われし遺跡。
— フクハナ (ペリオン) (@fukuhanameck) April 5, 2022
あんまり重ゲーやらないけどコレはマジで面白い!!
一見不可能な立ち回りも、工夫次第で資源をうまく調達して無理やり実行できる!
1手番に1アクションはちょっとテンポ悪いかも。しゃあないけど。
いやでもコレは面白いわ pic.twitter.com/S16OCvprnu
『アルナックの失われし遺跡』に拡張はある?
『アルナックの失われし遺跡』日本での拡張は、3種類存在します。


1つ目は『アルナックの失われし遺跡:調査隊長』。
6名のリーダーを収録しており、それぞれ各プレイヤーに独自の固有能力を追加してくれます。
発売日は2022年11月、定価は税込4,180円です。




2つ目は『アルナックの失われし遺跡:消えた調査隊』。
新たな2名のリーダーに加え、最大2人でプレイできる全6章の協力型キャンペーンも収録しています。
発売日は2023年11月、定価は税込4,950円です。




3つ目は『アルナックの失われし遺跡:TWISTED PATHS』(邦題未定)。
シリーズ全てを収納できるボックス&インサートとセットになった、『アルナックの失われし遺跡:アドヴェンチャーチェスト』も受注生産で販売されます。
『アルナックの失われし遺跡:アドヴェンチャーチェスト』の発売日は2025年10月上旬、価格は税込14,300円です。


『アルナックの失われし遺跡』はBGAやオンラインで遊べる?


『アルナックの失われし遺跡』はBGAにてプレイすることが可能です。