『フィンスパン』ルールやレビューなど総合情報!鳥、ドラゴンの次は魚!『ウイングスパン』の新たな派生作品が登場

『フィンスパン』の発売日や価格、BGGランキング、BGAの対応有無などの総合情報をまとめてお届けしていきます。

目次

『フィンスパン』とは?どんなボードゲーム?

引用:BoardGameGeek

『フィンスパン』は、アークライトゲームズから発売の『ウイングスパン』の派生作品

『ウイングスパン』は、鳥をテーマとしたエンジンビルドゲーム。

その派生作品第1弾としてドラゴンをテーマにした『ワイアームスパン』が発売されている中、新たに派生作品第2弾となるのが、この『フィンスパン』です。

『フィンスパン』のテーマは、パッケージにも描かれている通り「魚」。

基本的なシステムは『ウイングスパン』を踏襲していますが、より初心者の人でも遊びやすいように調整されています。

『ウイングスパン』は、エンジンビルドを代表する傑作ボードゲーム。
日本では2019年に発売されてから大分時間が経ちますが、ここにきて派生作品が続々と出ていますね!

『ワイアームスパン』は税込12,650円と手が出にくい金額でしたが、『フィンスパン』は税込7,700円とお求めやすい価格なのも嬉しいポイントです!

発売日や定価など基本情報

Finspan announcement trailer(英語)

『フィンスパン』の発売日は2025年3月28日。価格(定価)は税込7,700円です。

正式名称フィンスパン
(原題:Finspan)
メカニクスエンジンビルド
発売日2025年3月28日
定価税込7,700円
プレイ人数1~5人
プレイ時間45~60分
対象年齢10歳以上
ゲームデザイナーデビッド・ゴードン(David Gordon)
マイケル・オコネル(Michael O’Connell)
販売メーカーアークライトゲームズ
公式サイトhttps://arclightgames.jp/product/512wsf/
BGG紹介ページhttps://boardgamegeek.com/boardgame/436126/finspan
ベストなプレイ人数は何人?

BGGによると、『フィンスパン』のベストなプレイ人数は2~3人となっています。最大数の5人でのプレイはオススメされていないようです。

ソロプレイは可能?

『フィンスパン』は1人でのソロプレイにも対応しています。

『フィンスパン』ゲームデザイナーのデビッド・ゴードンさんとマイケル・オコネルさんが他に手掛けた作品は?

◆デビッド・ゴードンさんの代表作

『モンキーパレス』
『Floristry』など

◆マイケル・オコネルさんの代表作
BGG上に登録なし

『フィンスパン』のルールは?要点をギュッとまとめて紹介!

ルールの要点まとめ
  • 自分のターンになったら「カードのプレイ」か「ダイビング」のアクションを実行。
  • 「カードのプレイ」は、コストを払って指定のエリアに魚カードを配置。「ダイビング」は、配置した魚カードの列を上から下へ効果を発動していく。
  • 様々な効果によって、魚カードに「卵」を配置できることも。卵→幼魚→群れへと成長させることで、得点が伸びていく。

ゲームの流れ

引用:BoardGameGeek

各プレイヤーは6ターンを1週間とし、ゲーム全体で4週間プレイ。
つまり、プレイヤー1人あたり合計24ターンを行います。

自分のターンでは、「カードのプレイ」「ダイビング」のどちらかを選択して行います。

『ウイングスパン』はカードの配置も含めて大きく4つアクションがありましたが、『フィンスパン』では2つから選択する形に。
ルールがシンプル化されており、初心者でも遊びやすい作品となっています!

カードのプレイ

引用:BoardGameGeek

「カードのプレイ」では、手札から魚カードを選び、必要なコストを支払ってオーシャンマット上に配置。

コストには他のカードを捨てる、他の魚を捕食する(※)など様々な種類があります。

オーシャンマットは「日光層」「薄明層」「真夜中層」の3つのエリアに分かれており、魚カードごとに配置できる場所が決まっています。

※捕食とは
魚カードを配置する際に、オーシャンマット上にある魚カードの上に重ねることを指します。
捕食する際には条件があり、プレイする魚が捕食対象の魚よりも長くなければいけません。(魚の長さはカード左下に記載)
捕食された魚はカードの下に隠され、ゲーム終了時に1ポイントとして得点になります。

ダイビング

引用:BoardGameGeek

ダイビングは、ダイバーをオーシャンマット上に配置して各エリアを探索するアクションです。

3列の中から好きな1列を選択したら、ダイバーが上から深海に向かって移動

その際に通った魚カードに記載されている「ダイビング時効果」を次々と発動していくことができます。

『ウイングスパン』では横への移動でしたが、『フィンスパン』では縦への移動となっています!

引用:BoardGameGeek

特定のエリアを通過したり、魚カードの効果によって「卵」を魚カードに配置できることも。

卵を孵化させる効果もあり、卵が幼魚へと成長。

さらに幼魚が3匹集まると群れへと変化し、多くの得点を獲得することが可能です。

まとめ

『フィンスパン』は、「魚のコレクション × ダイビングの計画 × 海洋生態の発展」を戦略的に考えるゲームです。

  • どの魚を集めるか? → 魚の種類や配置場所を工夫し、卵や幼魚を効率的に育てる。
  • ダイビングをいつ行うか? → ボーナスと魚の特殊効果を見極める。
  • 幼魚をどう成長させるか? → 群れを形成して、高得点を狙うタイミングが重要な選択。

この3つの要素を考えながら、最も豊かな海を築く研究者を目指しましょう!

【以下公式サイトより引用】

本作は『ウイングスパン』から派生した2つ目のタイトルです。システムと遊び方はオリジナルの『ウイングスパン』とかなり近いですが、より初めてゲームを触る人向けにチューニングされています。資源の複雑な概念は「卵/幼魚」トークンと「群れ」トークンの2種類に統一され、カードの効果テキストも大幅に減っています。

皆さんは海洋研究者となって、4週(ラウンド)に渡る仕事中、ランダムに選出された各週の業績の達成を目指します。
手番になったら、自分の海洋ボードに対して「魚をプレイ」もしくは「潜水」のどちらを行います。魚をプレイする際は、その魚が生息できる層(海洋は3つの層に分けられています)にしかプレイできません。また、場合によっては他の魚を捕食する必要もあります。潜水では、同じ海洋ボードにある3列のダイビングスポットのうちの1列を海底まで探索し、魚がいる層からボーナスを獲得します。
各週の終わり時は対応する業績タイルを確認し、その達成数によって点数を獲得します。そして、ゲーム終了時には、自分の海洋の状態やトークンの数によってさらに点数が加算され、最終的に点数の一番高い人の勝利となります。

『フィンスパン』は面白い?つまらない?評価やレビューを紹介

ボードゲーム愛好者のためのレビュー&データベースサイト「BGG(BoardGameGeek)」での評価やレビューについて紹介していきます。

BGGの評価点数とランキング

評価ランキング
7.7点/10点3,371位/27,974位
※2025年2月17日時点

『ウイングスパン』からただテーマを変えただけでなく、ゲーム内容をシンプル化してしっかり差別化できている点が高評価なようです!

BGGのユーザーレビューや感想

Jeremopolis:10/10

まだ数回しかプレイしていないが、とても楽しいゲームだと思う。
『ウイングスパン』のような共有資源プールがないので、他のプレイヤーのターンに影響を与えることができるのは、魚をプレイするか、他のプレイヤーに資源を与えることができる魚パワーを発動することだけなので、プレイヤーは自分のターンを早く始めることができる。全体的に、ウィングスパンよりも資源をめぐる競争が少ないように感じられ、プレイヤーは自分のボードに集中することができる。
『ウイングスパン』に比べて、記録したり決めたりすることが少ないという意味ではシンプルだが、最大限の得点を得るために24ターンをどう過ごすかという点では、ゲームと同じくらい奥が深い。私たちは『ウイングスパン』をプレイし続けるだろうが、このゲームは家ではより人気のあるゲームになるかもしれないし、避けられない拡張が待ちきれない。

ひとつ大きな欠点があるとすれば、これは主観的なものだろうが、ゲームが不必要に大きく感じられることだ。
ボードが巨大で、魚カードを大量に貯めるのが簡単なので、各プレイヤーがやや広いスペースを必要とし、標準的なサイズのカードテーブルでは5人では間違いなくプレイできないゲームだ。標準的な大きさのカードテーブルでは5人で遊べないゲームであることは間違いない。

rhinox11:9/10

『ウイングスパン』よりシンプルなシステムが気に入っている。これは、『ウイングスパン』の複雑さについていくのに苦労している新人プレイヤーや新規プレイヤーにとって、より良いものだ。
トップクオリティのアート、楽しい小ネタ、拡張の余地も十分ある。

KRWoods1:9/10

これはかなり驚きだった。『ウイングスパン』と『ワイアームスパン』を楽しんでいるが、この2つはほとんどお互いのクローンのように感じた。しかし、『フィンスパン』は違うように感じる。
間違いなく他の『~スパン』ゲームにインスパイアされているのだが、独自の存在感を示し、ユニークな体験を与えることに成功している。例えば、カードを他のカードの上に直接重ねてプレイする機能は、面白いチャンスにつながることがある。
このゲームではリソースの使い方が異なり、卵と孵化した子供、そしてその両方の配置が新鮮に感じられる。
ラウンドごとの得点目標にもっとバリエーションがあればと思うが、それ以外は他のゲームに劣らない出来で、他のゲームに明確に敬意を表しながらも、独自の存在感を示している。

theaaron:7/10

楽しいゲーム。今までの『スパン』系の中では、『ワイアームスパン』に続いて最高のゲームだろう。
『ワイアームスパン』よりコンボが少ないのは歓迎すべき変化だ。ターンが早くなり、ゲーム全体が90分以内に終わる。卵や魚の群れを管理したり移動させたりするのは楽しいパズルだ。
ただ、『スパン』系のどのゲームも「素晴らしい」の域には達していないので、高評価にはしていない。このクラスにはもっといいゲームがたくさんある(特に『アース』)。

SNSでの評判や口コミ

『フィンスパン』に拡張はある?

『フィンスパン』の拡張は現状ありません。

『フィンスパン』はBGAやオンラインで遊べる?

『フィンスパン』は「TABLETOPIA(テーブルトピア)」にて、オンラインでプレイすることができます。

BGAでは、プレイすることができません。

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